Arashi Visionより、その4K版ともいえる「Insta360 4k」も登場しました。4Kの360度映像をリアルタイムステッチできる期待の製品です。600ドルぐらいの価格のようです。Amazonで並行品の販売が始まってきています。
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Insta360 4k製品情報
http://www.insta360.com/product/insta360-4k
Arashi Visionとは、2014年に設立した中国のスタートアップ企業です。IDGキャピタルより、1億円の出資を受けてスタートしました。2015年にはQiming ベンチャーから8億円の出資を受けています。
2016年には、シリーズBに突入して、またいろいろなところから数億円を調達しました。そして期待の「Insta360 Nano」を発売。「Insta360 4k」の発売も予定しています。
Insta360 4kのSPEC
Insta360 4kのスペックを見てみましょう。動画の解像度は4096×2048・15fps、3072×1536ピクセル・25fps、1920×960 ピクセル・30fpsです。CMOSセンサーはSONY 8メガピクセル、画角はFOV230°、バッテリーは5000mAh、記録メディアはMicroSD、100分の連続撮影が可能です。付属品は、カメラ、充電器、USBケーブル、キャリングバッグ、SDカード（32G）、ユーザーマニュアル、粘着テープ、アダプタです。
Insta360 4kの特長とは
2016年8月時点で、小型ながら高品質な360度撮影ができる360度カメラは、どんどん登場しています。しかし撮影した映像は、いったんパソコンやスマートフォン側で処理して、ステッチ（繋ぎ合わせ）する必要があります。まだ手軽さがありません。Insta360 4kの一番すごい特長は、4096×2048ピクセルという超4K動画をリアルタイムでステッチできることです。
マイクの性能も良さそうです。バッテリーも5000mAhと長時間動作に最適です。Wifiとかスマートフォンからの操作とか、SNSへの投稿などの機能を１通り備えています。
Insta360 4kの性能はいかに
残念な点は、解像度は4K（4096×2048ピクセル）といっても15fpsしかでません。動きがあるものは撮影できないでしょう、30fps出すには、HD画質1920×960ピクセルまで下がる必要があります。
実際の動画を見てみましょう。
あれ・・・・動画がイマイチです。なんか残念な感じがします。ステッチの品質から見てゆきましょう。ステッチずれています。リアルタイムで処理するために、一律同じ品質で貼り合わせしたかのようです。
上から下までステッチに違和感。
こちらも。
こちらも同じようにズレています。
白飛びも激しいです。SONYのCMOSセンサーの割には・・・・。撮影時の設定なのでしょうか。ソフトウェア？。
全体的にぼやっとした印象です。一部エリアしかピントが合っていないよう感じです。例えば左側の花にはピントがあっているのに、その左右はボヤけています。レンズに何か問題があるのでしょうか。
こちらもです。一部だけ画質は良いです。
また15fpsのため、動画がカクカクです。
以上。リアルタイムステッチを実現するためにfpsを落としたり、ステッチの品質ざっくり設定したかのように見えます。上記は、テストサンプルの映像も含まれると思いますので、製品版での品質向上に期待したいところです。
でも製品が出始めているので、これが最終的な品質なのかもしれません。
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Insta360 4k製品情報
http://www.insta360.com/product/insta360-4k