以上、DRONE DIYは、ドローン・空撮・360度動画・360度パノラマ・VR関連の機材やカメラのレビューのほか最新の情報をお届けしています。

DRONE DIY更新情報は下記をフォローください。

初心者向け一眼レフで4K動画の撮影コツと始め方!



4K動画(3840x2160ピクセル)の撮影をはじめませんか?気になるけど、はじめ方が分からない人へ、入門編の4K動画撮影のコツをお届けします。一眼レフの動画撮影は、アイリス(絞り)やシャッタースピードの概念の理解が必要です。

こんな感じに被写界深度が浅い4K動画を簡単に撮影できます。


すでにYoutubeは4K動画のアップロードが一般的です。販売されている液晶テレビは、ほぼ4K対応の時代です。個人でも4Kを撮影して楽しめる時代になりました。

4K動画の撮影を始めるならハンディカムより断然一眼レフがお勧めです。なぜなら、アイリスやシャッタースピードをコントロールできるので、映画のような撮影が可能だからです。

お勧めのカメラから、4K動画の仕組みと撮影方法まで、できるだけ分かりやすく説明いたします。これを読めば、息をのむ4K動画の撮影を初心者でもできます。DMC-GH4を中心に説明します。

DMC-GH4をAmazonでチェック


4K撮影の入門に最適なDMC-GH4

世界で初めて4K動画撮影に対応したPanasonicミラーレス・デジタル一眼DMC-GH4 LUMIX(ルミックス)は、個人で購入できる価格でありながら、業務クラスでも使われている一眼レフです。

2014年と少し前に発売された機種ですが今でも現役です。情報も多く周辺機器もたくさんあります。入門用にも最適でより高いレベルの撮影まで使えます。

小型化されたGH7やオリンパスのOM-D E-M5 Mark II等もありますがお勧めできません。なぜなら小型化のためか、バッテリー持ちが悪いからです。60分ぐらいしかバッテリーが持ちません。GH4なら2時間くらい使えます。実際に使ってみると、かなり重要なポイントです。

小型化は魅力的に見えますが、レンズを装着すると、結局は同じぐらいのサイズになります。重さに関してE-M5は500g、GH4は800gという感じでSPEC的には重さの違いを感じますが、実際に持ってみると違いは、ほぼ感じません。

左E-M5、右GH4。レンズをつけると大きさは、だいたい同じです。

まずは14-140レンズキットで練習。

ズームレンズは、静止画像を撮影に適しています。動画の撮影には不向きです。動画の撮影には、好みに応じて単焦点レンズの焦点距離35mm、50mm、85mmなどを使い分けると良いとされています。

しかし初心者としては、レンズを複数用意すれば金額も高くなるし、結局どのレンズが良いか分からない。。となります。そこでお勧めは、あえてズームレンズです。

DMC-GH4H-Kの14-140レンズキットがお勧めです。開放F3.5-5.6で、広角撮影から望遠まで全域を対応しています。まずこれを使って、お気に入りの焦点距離を見つけて単焦点レンズを購入すれば無駄がありません。



動画初心者の場合は、普通の一眼レフとして、静止画像も撮影したいはずです。静止画像も楽しめる14-140レンズキットは、とっても良い選択です。


4K動画撮影で失敗してみよう

いきなり撮影してみましょう。クリエイティブ動画モード(ビデオアイコンにMマーク)にします。このモードのみで4K撮影できます。

MENUに入り、画質設定で4Kを選択します。

オートフォーカスでP(プログラムAEモード)などで撮影をしてみると、微妙にピントが迷いいったり来たりします。明るさも勝手に変わり、うまくコントロールできないことが分かります。

フォーカスをマニュアルにして、物撮りで使われるA(絞り優先モード)で、撮影しても明るさが変化したりイマイチすっきりしません。それで何をどうしたら良いか分からない状態になります。

一眼レフの動画撮影の基本は、M(マニュアル露出モード)で、アイリスやシャッタースピードを設定することからはじめる必要があります。

4K動画撮影はすべてマニュアルで撮る

フォーカスをMFに切り替えて、MENUからM(マニュアル露出モード)に変更します。理解が難しい絞りとシャッタースピードの設定は、あとで詳しく紹介します。まずはお勧めの初期設定です。

フォーカスをMFに変えます。

MENUから動画露出設定を選択します。M(マニュアル露出モード)を選択します。

次に、右側の手前のダイアルで、シャッタースピードを操作します。フィルム映画のような質感を出すには24fpsです。24fpsで撮影する場合は、シャッタースピードは25にしましょう。理由は後で説明します。

右側の奥のダイアルで、F値(絞り)を設定します。まずはF3.5(レンズの一番小さい値に)にしましょう。

ISOは200に設定しましょう。

以上で設定完了です。まずは室内でいろいろテスト撮影をしてみましょう。

画面が暗いと感じたら、明るさの調整方法は2つあります。シャッタースピードを上げるか(25→上限100程度)、ISOを上げるか(200→上限1600程度)です。

動画のF値(絞り)、シャッタースピードの関係

一眼レフの動画撮影で分かり難いのは、F値(絞り)、シャッタースピード、ISOがそれぞれが明るさに影響を与えることです。手探りで設定を考え結局、何をどうすれば、良いのかが分からない状態になります。

そうならないためには、基本的な設定として、F値3.5、シャッタースピード30、ISO200から始めると、設定が分かってきます。それぞれ下記のような関係になります。

●F値(絞り)の関係
---------------------------------------
F1.2 ←・・・・・・・・→F22
明るくなる←・・・・→暗くなる
ピント浅い←・・・・→ピント深い

●シャッタースピード
---------------------------------------
2←・・・・・・・・→16000
明るくなる←・・・・→暗くなる
ブレ大きい←・・・・→ブレが小さい

●ISO
---------------------------------------
200←・・・・・・・・→6400
暗くなる←・・・・→明るくなる
ノイズが小←・・・・→ノイズが大

一眼レフの撮影は、被写界深度を活かしたいので、まずはF値(絞り)は3.5など小さい数値にします。明るさが足りない場合は、シャッタースピードを上げるか(25→上限100程度)、ISOを上げるか(200→上限1600程度)になります。

絞る(F値を大きくするほど)ほど被写界深度が深くなるため、背景がボケた浅い映像が撮れなくなります。広角か望遠でもこの被写界深度は変わってきます。

シャッタースピードは、24pで撮影する場合は、シャッタースピードは25にします。1秒間の撮影枚数(fps)に合わせて、等倍にしてゆくと良いとされています。

24fpsであればシャッタースピードは24か50という感じです。60fpsなら60か120です。シャッタースピードを上げ過ぎると動画では、動きがパラパラします。適度にブレがあるほうが、動画として滑らかに見えます。

シャッタースピード30の場合と、シャッタースピード125の比較動画です。


シャッタースピード30は、車が自然にブレています。※私個人的には、シャッタースピード125の方がはっきりしていて好みです。

シャッタースピード125。タイヤのホイールの形も分かります。

シャッタースピード30。人がモザイクのようです。

シャッタースピード125。人の輪郭もはっきりわかります。

以上から、撮影したい最適な被写界深度を決めてF値(絞り)を設定して、fpsから最適なシャッタースピードを設定します。そして明るさが足りない場合は、ISOを上げてゆきます。1600以上になるとノイズが発生しますので要注意です。

野外で撮影するには、fps24、F値3.5、シャッタースピード25、ISO200の設定では、明るすぎて真っ白になります。F値を上げれば暗くなりますが、被写界深度も深くなってしまい、背景がぼけた映像を撮りにくくなります。シャッタースピードを上げると、動画がパラパラした映像になってしまいます。

そのために野外の撮影用に、明るさを落とすNDフィルターを購入しましょう。高いものから安いものがありますが、まず安いものを。こちら購入しました。到着が楽しみです。



音が物足りない・・・・・

一眼レフの録音に関しての品質は低いです。周りの音を拾いやすく、正面の音のためにボリュームを上げたりすれば、ホワイトノイズも大きくなり、がっかりします。指向性マイクを購入すると、周りの音を拾わず正面の音だけ録音できて、ノイズも少なく楽しく撮影できます。

指向性のマイクは、超狭角、狭角、広角、双指向性、無指向性などあり、用途に合わせて使い分ける必要がありますが、私はこれを購入して、とりあえず非常に満足しました。



音の比較動画はこちらです。最初はGH4の内蔵マイクで録画しています。そのあと上記の指向性マイクで録画しています。

以上GH4で始める4K動画撮影でした。

ズームレンズで撮影に慣れた後には、単焦点レンズを揃えたくなります。またパンやチルトのためにビデオ用三脚がほしいです。あああ、ビデオスライダーも欲しいし、外部レコーダーでProRes圧縮で撮影してカラコレも試したいです。そのうち35mmサイズのセンサーでボケを表現したくなったり、あれもこれもと終わりが見えない気がします。

最後に、一番重要なことは、どのような目的とイメージを伝えたいのかを明確にして、撮影の構成をしっかり考えることが大切です。何も考えないとこのような動画になります。



4K動画のもっとも簡単な始め方は、購入してしまうことです。




4K動画(3840x2160ピクセル)の撮影をはじめませんか?気になるけど、はじめ方が分からない人へ、入門編の4K動画撮影のコツをお届けします。一眼レフの動画撮影は、アイリス(絞り)やシャッタースピードの概念の理解が必要です。

ラベル: , ,
[blogger]

Author Name

連絡フォーム

名前

メール *

メッセージ *

Powered by Blogger.