以上、DRONE DIYは、ドローン・空撮・360度動画・360度パノラマ・VR関連の機材やカメラのレビューのほか最新の情報をお届けしています。

DRONE DIY更新情報は下記をフォローください。

【約20機種】CES2017 注目のドローン(DRONE)。玩具からセルフィ、輸送、セキュリティ、静音、学習用まで多岐にわたるドローン登場



ラスベガスで2017年1月5日~7日に開催された世界最大の家電テクノロジー見本市「コンシューマーエレクトロニクスショー (Consumer Electronics Show)こと「CES2017」。VR(AR・MR)、HMD、ドローン、AI、IOT、ロボット等で大盛り上がりです。その中でも注目のドローン(DRONE)を集めました。

撮影用のドローンはやっぱりDJI?

正直なところ撮影用のドローンは、DJIのPhantom 4 Pro、Inspire 2、MAVICが凄すぎて。。。これはと思ったGoPro KARMAが、バッテリーの問題で墜落するかもとリコールしてしまいドローンというより泥ん・・・で非常に残念です。まさに業(カルマ)です。KARMAのバッテリーは、粘着テープで修理できるというハイテクなのにローテクな様子です。Parrotに頑張っていただきたいと切に思います。

ドローンは、フライトコントローラとモーターとバッテリー等を組み合わせれば自作できます。そのため外側のフレームと表記だけ違うような、違わないようなドローンが多いです。同時にちょっとしたアイデアで、大きく成長できる可能性があるドローン市場です。


専門性が高いBtoB分野のドローンが面白そう

CES 2017のドローンを見るとコンスーマー向けであるセルフィー自撮りドローン市場に広がりを感じます。誰もが手乗り文鳥のようにドローンを飛ばす未来・・・小さく安く簡単に飛ばせるドローン市場はレッドオーシャンの様子を呈しています。

一方で輸送、セキュリティ、IOT、静音、学習用など多岐にわたるドローンが登場しています。専門性が高いBtoB分野がこれからは面白くなりそうです。リアルタイムの映像伝送システムに自動操縦機能が強化されたFVPドローンレーシング市場も盛り上がるはずです。


参考:撮影用DJI Phantom 4 Proはどのくらいの高性能なのか

DJI Phantomといえば、数年前のニュースで墜落して問題になった印象が強いでしょう。最新の機体は驚くほど高性能になっています。Inspire 2はさらにプロ用で高画質です。MAVICはさらに小型です。

ビデオサロンにてDJI Phantom 4 Proの詳細な記事が掲載されています。わずか20万前後の価格で、4K/60p撮影に対応した1型CMOSカメラを搭載し、画質は非常に綺麗です。GoProどころではありません。60pなので4K一眼レフ並みというか以上です。
http://www.genkosha.com/vs/drone/entry/1cmos4k60p4dji_phantom_4_pro.html

カメラならず高性能なジンバルがついて、実用的なさまざまなセンサーや自動飛行機能に加えて、H264のフォーマットで 4K動画を60fps、H.265では30fpsで撮影することができ、最大ビデオビットレートはともに100Mbpsという性能です。飛行時間も30分と脅威的です。

動画はこちら。
https://www.youtube.com/watch?v=ZVNO-fib6fg


PowerVision

http://www.powervision.me/

水中ドローンを発表して話題を集めているのがPowerVisionです。水中ドローンPowerRayは、魚を検出するためのソナーに加えて、4Kの水中カメラ、水中で80メートルほど繋がるWifi接続、そしてHMD(ヘッドマウントディスプレイ)に対応しています。

こんな感じに魚がエサを食べる様子を確認できます。

その映像を人間が見て釣る!

同じくPowerVisionのPowerEggも見た目が素晴らしいです。卵型で飛行するときに羽が出て、着地するときに足が出るという仕様です。移動時は卵型です。面白いけど飛ばしにくそうです。

動画はこちら。
https://www.youtube.com/watch?v=dHyeTanqKgw


MMS Drone

http://www.mmsdrone.com/MMSDrones/

ほとんどのドローンがバッテリーですが、MMS Professional Dronesは、なんとガソリンで飛行します。エンジンタイプのドローンです。飛行時間は120分以上、ペイロードは4kgです。エンジンなので寒冷地での飛行にも強いでしょう。

エンジンタイプになると、価格も数百万円以上と考えられます。そうなると同じくエンジンを積んだ小型無人ヘリあたりが競合になりますが、ドローンはバッテリーで動く低価格な市場が強みかなと感じます。

動画はこちら。
https://www.youtube.com/watch?v=2HjUJqq3Gnk


Xiaomi

http://www.eridacopter.com/

Xiaomi YI Eridaは、3枚羽という珍しいドローンです。タケコプターならずトリコプターです。筐体はカーボンです。非常に軽く1400 gです。飛行速度120キロ、飛行時間は40分です。クラウドファウンディングのEridaをXiaomiが協力して完成したようです。

通常ドローンは偶数枚の羽根で、右周りと左周りでそれぞれ逆に回転することで、安定します。3枚羽で安定して飛行できるのが不思議です。値段はずっと高いのですが、DJIの1型CMOSカメラやZenmuse X5シリーズ(RAWで動画を取れるカメラ)などを見ると、スポーツカムクラスの空撮ドローンには魅力をあまり感じません。

動画はこちら。
https://www.youtube.com/watch?v=HxbY6MOz7to






XDynamics

https://www.xdynamics.com/

XDynamics Evolveは、カーボンフレームを採用したSONY CMOS 4Kカメラと、高性能な3軸ギンバルを備えた・・・・・・という仕様で、4K60fpsと性能は良いのだけれでも、よく見る仕様です。こういったドローンは紹介を省略します。すごいけどDJIがすでにあるし。


POWERUP

https://www.poweruptoys.com/
POWERUP FPV PAPER AIRPLANE VR DRONEは、紙のテンプレートを組み立てると紙飛行機になります。それに簡単なモーターとカメラがセットになったフレームと組み合わせることで、エアープレーンドローンになります。飛行した映像をgoogleカードボードで見ることでパイロットの気分を味わえます。

動画はこちら
https://www.kickstarter.com/projects/393053146/powerup-fpv-live-streaming-paper-airplane-drone




MOLA

http://www.nineeagle.com/
MOLA-UFOは小型で円盤状のUFOっぽいどこかで見たことがあるドローンで、羽が収納式になっています。MOLA-X10は、羽が2枚付いた板状の機体をクロスさせることで、X型のドローンになります。小さいらしい。たぶんメジャーにならないドローンです。



HOVER CAMERA

https://gethover.com/

折り畳み式のカーボンフレームで羽の保護カバーの役割もします。安全な小型ドローンです。大きさは20センチぐらいです。重さが242gと日本だと残念です(200g以下だったらオモチャとして自由に飛ばせる)。ホバリング可能な時間は10分です。

似たようなドローンでMeet Snapがあったのですが、そちらは未だに出荷されません。
https://vantagerobotics.com/

スマートホンから操縦でき、ドローンを開いて飛ばすとふわっとホバリングします。人をトラッキングすることができ、簡単に自動追従したり自撮りできるドローンです。

動画はこちらです。
https://www.youtube.com/watch?v=G-CJEXuy8rs



CLEO

http://cleodrone.com/
まさに手のひらドローン。。。わずか65gのセルフィードローン。モックだけの展示だったとか。本当に完成するのか注目を集めているドローンです。きっと完成するはず?






Airblock

https://www.indiegogo.com/projects/airblock-the-modular-programmable-starter-drone-diy-educational#/

これは欲しい!ドローンの学習用キットです。まさにドローンのエデュケーションモデル。車にもなります。羽がついたユニットを自由に組み立てできます。そしてモバイル端末から各種プログラムを行いドローンを自作できます。

動画はこちら。
https://www.youtube.com/watch?v=mcZDdq9rEu8





ZEROTECH DOBBY

http://www.zerotech.com/

重さ199gの手のひらサイズのドローンです。すでに日本でも販売しています。手のひらサイズでセルフィードローンの先駆けです。フライトは9分。200g以下なのでオモチャとして飛ばせます。しかしハネでケガもしやすいので注意が必要です。

動画はこちらです。
https://www.youtube.com/watch?v=2nY0OUGNBcY


ITRI

https://www.itri.org.tw/

ITRIのドローンICTソリューションは、ドローン専用充電ステーションとLTE(携帯電話に使われる回線)に対応した自律型ドローン「ROAD」で、無人にて長時間で広範囲のドローン監視を可能にするシステムです。

1.LTEによる高性能なリモート操作システム、2.リアルタイムストリーミング可能なカメラシステム(サーマルカメラ対応)、3.ドローンの着陸を最適化する充電ステーションで構成されています。充電ステーションを複数配置すれば、さまざまな運用が可能になりそうです。

動画はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=JP3nByX_z9Y



Mercedes-Benz & Matternet

https://mttr.net/

Matternet M2は、物流用のドローンシステムです。ペイロードは2kg、飛行距離は20kgです。運送される物品の90%は2kg未満です。自動的な積荷、自動飛行、オンデマンドに対応するシステムです。車両を離発着する基地として利用するドローン物流システムです。パラシュートなど安全装置も備えています。

メルセデスベンツと提携して、車両とドローンの両システムを連動させたドローン物流システムであることに注目です。ドローン物流の問題はどこに着陸させるかですが、離発着を車の上にしているあたりが新しいです。メルセデスベンツの屋根に正確に着陸するドローンです。

動画はこちら
http://www.directindustry.com/prod/matternet/product-182355-1801036.html





Dotterel

http://dotterel.co.nz/

Dotterelの静音ドローンです。ドローンの騒音はプロペラの乱気流によって発生します。大型のドローンになると大きな騒音を発生します。乱気流を減らし騒音を抑えるプロペラのカバーにより、静かなドローンを実現します。周辺環境への配慮が可能です。




GDU

http://www.gdu-tech.com/

GDU Byrd Premium 2.0は、折り畳み式のドローンです。小さく持ち運びできます。カメラを搭載するジンバル部分は、簡単に取り外し交換できるシステムを採用しています。GoProなどスポーツカメラや、小型な赤外線カメラ、一眼レフカメラなどを搭載することが可能です。ペイロードは2kg、飛行時間は29分です。ついついDJIと比較してしまい目新しさを感じません。

動画はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=bo7kunf5xDQ




Amimon

http://www.amimon.com/

Amimon Falcoreは、初心者でもプロのようにレーシング対応のFVPドローンを飛ばすことができます。超音波や気圧センサーを利用することで、以上から一定の高さで自動的に飛行するホバー機能を備えています。ラジコンカーのように簡単に操作できます。

ドローン全体を覆うカーボンファイバーの筐体により、搭載された電子機器を保護します。遅延の少ない伝送システムCONNEX ProSight HDなど搭載しています。DJIのように誰でも簡単に飛ばせるFVPドローンレースは盛り上がりそうです。そんなことないですかね。

参考記事はこちら
https://www.suasnews.com/2017/01/amimon-launch-hd-streaming-falcore-racing-drone-ces-2017/






ROAM-e

http://myroam-e.com/

ROAM-eは、セルフィー用のドローンです。竹とんぼのようなデザインで、空にかざしとふわっと飛行します。飛行時間は20分です。自撮りモードでは顔を認識して上空から自動的に撮影します。持ち運びにも優れた折り畳み式です。どうやって着陸するのか、手でキャッチするのか気になる形状です。

動画はこちら。
https://www.youtube.com/watch?v=qD1uWJJRYKw



Alarm

https://www.alarm.com/

Alarmは、ホームセキュリティ用ドローンによる監視撮影のためのアプリーションを発表しました。ドローンはQualcomm Snapdragon Flightを利用するようです。自宅のセキュリティドローンとして、何か異常があれば、ドローンが飛行して撮影しその映像をライブストリーミングすることができます。

施設内の接続された各種デザイスのセンサーから情報を集め、異常が発生した場所にドローンを飛行させるシステムです。飛行する固定カメラのようなセキュリティシステムです。ホームセキュリティとして自律したドローンを組み合わせは面白いアイデアです。

Qualcomm Snapdragon Fligh
https://developer.qualcomm.com/hardware/snapdragon-flight

Alarmリリース
http://www.alarm.com/about/press/PressGeneric.aspx?cmid=410


などなど随時CES2017注目のドローンを追加中です。




CES 2017のドローンを見るとコンスーマー向けであるセルフィー自撮りドローン市場に広がりを感じます。誰もが手乗り文鳥のようにドローンを飛ばす未来・・・小さく安く簡単に飛ばせるドローン市場はレッドオーシャンの様子を呈しています。 一方で輸送、セキュリティ、IOT、静音、学習用など多岐にわたるドローンが登場しています。専門性が高いBtoB分野がこれからは面白くなりそうです。

ラベル: ,
[blogger]

Author Name

連絡フォーム

名前

メール *

メッセージ *

Powered by Blogger.