Samsung「GearVR」と「Gear360」と「Galaxy s6 edge」をセットで使うことで、撮影した360度動画(全方位撮影)や360度静止画像をすぐに、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)で360度VRで確認できます。
従来では撮影した360度素材をパソコンで加工して、アレやコレをしないとHMDでVR体験できなかったのですが、Samsungのセット一式を使うことで、スマートフォンのみでも、すべて処理して体験することができるのです。
GearVRとは
SamsungスマートフォンGalaxyを利用するHMD(ヘッドマウントディスプレイ)です。OculusのVR技術が使われているため、高い没入感があります。Galaxy s6、s6 edge、note 5、s7 edgeなどを装着できます。
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Gear360とは
Samsungが作った360度カメラです。スマートフォンGalaxyで遠隔操作できます。Gear360で撮影した360度動画や360度静止画像をスマートフォンGalaxy側で、自動的にステッチ処理できます。
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Galaxy s6 edgeとは
Samsungが作ったスマートフォンです。GearVRに装着できます。Gear360を操作できます。
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GearVRとGear360とs6 edgeの初期設定
360度カメラGear360は、3840×1920ピクセル30fpsで360度動画を撮影できます。静止画の解像度は7776×3888ピクセルです。それぞれの初期設定は下記URLを参考ください。Galaxy s6 edgeに、Gear VR(Oculus)アプリをインストールします。
http://www.dronediy.jp/2016/03/gearvr-galaxy-s6.html
Galaxy s6 edgeに、Gear 360(Manager)アプリをインストールします。
http://www.dronediy.jp/2016/07/samsung-gear-360-sm-c200.html
以上で、GearVRとGear360とs6 edgeの準備と初期設定ができました。
360度撮影をして自動でステッチ
Gear360の電源を入れます。s6 edgeのGear360アプリを起動します。Gear360への接続ボタンを押して接続します。右下のアイコンが接続ボタンです。モードから動画と写真を選択できます。
写真と動画を撮影します。映像を確認して撮影ボタンを押すだけです。とても簡単です。
撮影後に、右下にサムネイルが表示されます。それを選択します。
魚眼で2つの画像が表示されます。真ん中のアイコンをクリックします。
撮影された画像が自動でステッチされます。動画も同じです。
360度動画の場合は、低い解像度でステッチされます。高い解像度でステッチする場合は、PC側でGear 360 ActionDirector (64-bit)を立ち上げて、ステッチ処理する必要があります。処理自体は非常に簡単です。
ステッチした360度をGearVRで再生
保存を押すと、撮影したデータがスマートフォンs6 edgeに保存されます。ここが重要です。保存しないとGear360(カメラ)側にしかデータが残りません。スマートフォン側にデータを保存することで、GearVRで見ることができます。Gear360側の電源を切ると、s6 edgeの画面に「GearVRで表示」が選択できます。(うまく動作しないときは、普通にGearVRへs6 edgeを装着してSamsung Galleryが起動すればOKです。)
クリックすると、GearVRへの接続が表示されます。
GearVRへ接続すると、Samsung Galleryが起動します。
そこで先ほど撮影してステッチ処理して、保存した映像を見ることができます。
見たい映像を選択します。
再生するとGearVRで360度VRを楽しむことができます。
このように「GearVR」と「Gear360」と「対象のスマートフォン」を使えば、簡単に撮影した360度を確認することができます。2017年には、こういった製品が多数登場することでしょう。
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