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手振れの揺れを綺麗に取り除く360度カメラ用スタビライザーをレビューします。360度カメラRICOH THETA V、Gear 360(2017)、その他で使える電動式3軸スタビライザー(ジンバル)MOZA Mini360°(MOZA Guru360)です。

360度動画は非常に揺れに弱く、少しでも揺れていると、まともに見れません。カメラを固定したままの撮影では、つまらない絵になります。移動しながら360撮影することで、360度動画は豊かに面白い映像に変わります。

ジャイロ補正機能が付いた360度カメラもあります。ジャイロ情報を元にソフトウェアでスタビライズします。揺れは軽減されるものの、まだまだイマイチです。物理的にカメラを揺れないようにスタビライズする電動式スタビライザーの方が、大きな効果を期待できます。

MOZA Mini360°(MOZA Guru360)です。2017年9月。まだ国内では販売されていません。Amazonで購入できることを期待しています。代理店もしくは輸入代行をしている業者は、今はチャンスかも。ほぼすべてのコンシューマ向け360度カメラを、手軽に安定したスタビライズができます。

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MOZA Mini360°(MOZA Guru360)は 299$(加えて海外からの送料は5000~10000円ぐらい)です。対応機種も幅広く、市販されているほぼ全ての360度カメラに対応しているでしょう。

MOZA Mini360°(MOZA Guru360)
http://www.gudsen.com/moza-mini-360.html

◎メーカ掲載対応機種
Samsung Gear 360
Nikon Keymission 360
Nikon Keymission 170
Ricoh Theta S
Ricoh Theta SC
Dual Kodak PixPro SP360
LG 360 Cam
Casio EX-FR200
360Fly Action Camera

2台のKodak PixPro SP360を搭載できます。Kodak PixPro SP360は1台100gぐらいありますから、メーカ公式で200gくらいまでの重量がある360度カメラは搭載できる計算になります。

検証したところiPhone6+にカメラスタンドをつけた重量約280gでもバランスを正確に取ればスタビライズができました。つまり280gぐらいまでのカメラ重量に対応していると思われます。以上から、RICOH THETA V、Gear 360(2017)にも対応していると言えます。未検証ですがInsta360 ONEでも工夫すれば使えるはず。


2017年9月。バレットタイム撮影で話題の360度カメラInsta360 ONEが発売された。バレットタイムとは、120fps(ソフト加工すると240fps)相当のスロー映像を撮影できる機能だ。周回させて使うことが推奨されている。

多くの人は360度動画で、バレットタイム撮影できると勘違いしているのでは、なかろうか。バレットタイム撮影の場合は、360度動画ではなく、フルHD相当(2048×512ピクセル)の動画で作成される。

360度撮影した映像の一部を使い、フルHDの動画として、超広角で超スローモーションの映像を作り出す。振り回して撮影することで、平面的な通常の動画でも、まるで360度で見ているかのような印象を与える。これがとても画期的な機能だといえる。

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360度動画の新しい発明をしたInsta360 ONE

360度動画として認識できる映像を、普通の平面的な動画で作成できるということは、実は物凄い価値がある。軽量で高画質に、誰でも、どのような環境でも見ることができる映像を、360度カメラで撮ることができるようになった。

360度カメラによる360度動画がイマイチ普及し無い理由として、360度動画は4K以上の解像度が無いと画質が悪くまともに視聴できない。4K以上となると動画がとても重たくなる。360度動画を再生できる環境も必要だ。没入感を得るにはヘッドマウントディスプレイも必要なる。

360度動画に関わる人であっても、整った環境か、事前に準備しなければ、まともに360度動画を見ることはできないであろう。

バレットタイム撮影なら、360度動画を変換して、ただのフルHD動画として視聴できる。ただのフルHD動画なら、スマートフォンでも簡単に高画質に視聴できる。

今までも360度動画を平面的な動画で活用できないか試し見た人や、エクイレクタングラー形式で使われることも多くあった。360度動画素材を使うメリット(好きな方向の映像を取り出せる)などもあるが、歪みや画質的な問題から、普通の映像は普通のカメラで撮影したほうが結局は良い。わざわざ360度動画を使う理由には及ばなかった。

Insta360 ONEは、120fps(ソフト加工すると240fps)相当のスローモーション映像&振り回すというアクションを使うことで、360度動画を平面的な動画として活用したくなる品質を作り上げた。これは360度動画の新しい発明といえる。

さらにInsta360 ONEは、人物を自動認識するSmart Trackトラッキング機能を使うことで、360度動画の人物を追跡した通常の動画に編集する機能もある。



ほかにも先進的な機能を搭載

通常の360度カメラとしても十分な性能を持つ。360度静止画の解像度も6912×3456ピクセルと大きく、動画も4K30fpsある。

ジャイロ機能により自動的なスタビライズ補正など、先進的な機能も多い。ドローンに搭載して飛ばすことも可能だろう。

他の360度カメラでも普及している機能だが、ライブストリーミング配信にも対応している。以下主な機能を引用する。




Insta360 ONEの主な機能

リモートコントロール(Bluetooth接続)
セルフタイマー
リトルプラネット撮影
編集機能(フィルター、露出調整など)
マニュアルモード撮影(ISO、シャッタースピード調整可能)
HDR撮影
スローモード撮影(120fps)
タイムラプス撮影
ライブ配信
アニメーションライブ(360°動画の視点を配信者側でコントロール)
Free Capture(360°動画からカメラ角度を動かして通常の映像に編集)
Smart Track(360°動画から指定の対象を自動追跡して通常の映像に編集)



Insta360 ONEの製品仕様

レンズ:F2.2
写真の解像度:6912*3456
動画の解像度:3840*1920@30fps, 2560*1280@60fps, 2048*512@120fps(スローモーション)
写真のフォーマット:insp,jpeg,RAW
映像のフォーマット:insv,mp4,LOG
ジャイロスコープ:六軸ジャイロスコープ
互換性のある設備:iPhone 7/7 plus, iPhone 6s/6s plus, iPhone 6/6 plus, iPhone SE
iPad Pro(10.5-inch), iPad Pro(9.7-inch), iPad Pro(12.9-inch), iPad mini4, iPad Air 2; Androidバージョンは近日公開します

写真撮影:一般モード、インターバルモード
動画撮影:一般モード、微速度モード、バレットタイム
ライブ配信:360°ライブ配信、動画ライブ配信
露出補正:-2EV~+2EV
露出モード:自動、手動、シャッター優先(1/4000s - 60s)、ISO 優先(100-6400)
ホワイトバランス:自動、曇り、晴れ、蛍光灯、白熱灯

カラー:ブラック
重量:82g
寸法:96mmx36.5mmx25mm(長さx幅x高さ)

ブルートゥース:BLE4.0
Lightning:Lightningインタフェース
USB:Micro USB 2.0
メモリ: UHS-IのexFAT(FAT 64)フォーマットをサポートします,最大は128までサポートできます

電池容量:820mAh(5V1A)
充電方式:Micro USB
持続時間:70分

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2017年9月。待望の4K360度動画が撮影できるRICOH「THETA V」が発売された。従来の「THETA」は、360度動画の解像度が2K程度しかなく、360度動画用としてはまったく使い物にならなかった。

2017年時点。360度を4Kで撮影できるコンシューマー向けの360度カメラは多数販売されている。「THETA V」の魅力は、4K30fpsの360度動画が撮影できることと、さらに4chマイクによる360°空間音声記録に対応していることだ。この2つの機能をサポートしている国内市販クラスの360度カメラは、他には無い。

「THETA」の色やステッチ(画像の合成面)の品質が良く定評がある。さまざまな360度カメラと比較しても、そのあたりの技術がとても高い。「THETA V」はそれらの技術を引き継ぎながら、4Kに対応したのだ。

360度動画に興味があれば、難しく考える前に「THETA V」を購入するのが良いだろう。後悔はしない360度カメラだといえる。

AmazonでRICOH「THETA V」をチェック


Sony Eマウントに円周タイプの魚眼フィッシュアイレンズ(Fisheye-lens)をつけて、360度VR撮影を考えている人も多いだろう。円周魚眼とはイメージセンサーに球体状の広角な映像が得られるタイプだ。

安価で国内にて購入できることを条件に、Sony Eマウントに対応した円周魚眼レンズ180度、185度、190度の3種類のフィッシュアイレンズを見つけ出しいろいろ買いあさってみた。円周魚眼の比較用として対角魚眼のSAMYANG 8mm F2.8も用意した。


残念ながら200度以上の円周魚眼は、Entaniya Fisheye 250しかなく、40万円近くするため今回のケースからは除外した。機会があれば、別記事で性能の比較する。

かなり検索したので、同じようにSony Eマウント 対応の円周魚眼を探している人には、大いに役立つ記事であろう。無駄なレンズの購入も防げる。価格もすべて40000円以下で購入できる。

驚くことに一番安かった中国製のMeikeレンズが一番品質の良いレンズだった。記事の中盤に実際に検証した画像があるので参考にしてほしい。最近の中国製は、良いメーカーである場合は、とても高品質なことが多い。

追記:どうやらレンズに、当たり外れがあるようです。まったく品質がダメだ。。という人もいるそうで、その辺は中国製なのかもしれませんね(笑)。


Sony Eマウントに円周タイプの魚眼フィッシュアイレンズを探している人はMeikeレンズをお勧めする。なんと画角も190度あるのだ。F2.0と明るい。そして20000円以下と非常に安い。いつ価格が高くなってもおかしくない性能なので、安い価格帯であるうちが狙い目だ。

以下4つのレンズで検証する。

○Lensbaby製Sony Emount用/5.8mm/F3.5/画角185°の円周魚眼レンズ

○安原製作所製Sony Emount用/7.3mm/F4.0/画角180°の円周魚眼レンズMADOKA180(E)
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○Meike製Sony Emount用/6.5mm/F2.0/画角190°の円周魚眼レンズ
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○画質比較用 SAMYANG/8mm/F2.8/画角180度の対角魚間レンズ
→SAMYANG対角魚間レンズをAmazonでチェック

チェックするポイントとしては、レンズの作りと各F値ごとの中央解像度と周辺解像度と収差を静止画像で見てゆく。Sony α6300にて、ISO感度はauto(上限は6400)、シャッタースピード1/30のマニュアルモードで撮影した。切り出している画像は等倍になっている。



最近といっても数ヶ月前ですが、360度カメラInsta360 Nano・Insta360 Air のファームウェアやソフトが更新されて、iPhoneやスマートフォンジャイロ機能を利用したスタビライズ機能が簡単に使用できるようになりました。

スマホの傾きの情報を利用することで、360度動画の揺れを無くすスタビライズを実現しています。手持ちでも揺れのない360度映像を撮影できます。これがなかなか素晴らしいものです。

撮影画面のジャイロボタンを押すことで機能します。

今まではスタビライザー装置に、360度カメラを装着して揺れを取り除いたり、専用のソフトウェアで細かく後処理で揺れを抑えていました。360度カメラInsta360 Nano・Insta360 Airに実装されたスタビライズ機能を使えば、自撮り棒や手取りで、滑らかな映像を取ることが可能です。

360度動画は、ピッチ(上方向や下方向にカメラの向きや軸が移動すること)に弱く、ピッチが変化することで、映像の水平が凹凸に波打つようになります。ちょっとだけ揺れるだけでも、凹凸が生まれるので、なかなか厄介なのです。

スタビライザーを使用することで、水平がピタリと揺れなくなります。映像の品質向上にとても重要な機能なのです。スタビライザー機能有り、無しの違いは下記動画を参考にどうぞ。




 
実際にスタビライザー機能有りと無し比べてみましょう。自撮り棒に360度カメラを装着して、動かしながら移動します。どれぐらいスタビライズが機能するのでしょうか。


360度カメラは手持ちで移動すると、揺れてしまってまったく絵になりません。ピッチの変化にとても弱いのです。慎重に歩いても、ぐらぐらした映像になります。

手持ちの揺れを取るには、スタビライザーなどを使うのですが、もっと高品質な移動しながらの360度撮影を行う場合は、360度カメラを搭載できる電動ドリー(巨大なラジコンカーのようなもの)を使います。

力の強いスタビライザー、安定したカメラを支持するフレーム、低速での動作、サスペンションなどが重要です。例えば、こんなのがあれば安定した映画のような撮影ができます。

以下引用で参考です。

360度VR撮影専用の電動ドリー「MORRY」は、低速から高速までの安定した撮影を実現しています。4輪には安定した走行を可能にするサスペンションシステムに加えて、最大10kgまでのカメラを積載できるカメラユニットに振動や揺れを抑える強力な機械式スタビライザーを備えたことで、かつてない安定した撮影を実現しています。ハンドリング性能も高く短いスペースでも旋回できます。場所を固定した360度VR撮影の概念を覆すハイパフォーマンス・ウェポン・360度VR撮影専用の電動ドリーです。



360度カメラ Shenzhen Arashi VisionのInsta360 Nano とInsta360 airをレビューします。Amazonでどちらの機種を購入したらよいか価格・性能・対応機種など悩んでいる人も多いでしょう。そのあたりをスッキリ解決いたします。

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AmazonでInsta360 air(USB typeCタイプ)をチェックする
※MicroUSBタイプとUSB typeCタイプを間違えないように!

Insta360は、iPhoneやAndroidに接続して360度撮影できる360度カメラです。Insta360の概要と、Nanoとairの違いを説明して、実機をレビューします。360度撮影を手軽に始めたい人に最適なアイテムです。直接接続するためWifi接続等の複雑な処理が不要な点も使いやすくGOODです。

Insta360 Nano とInsta360 airは、3K(最大3040×1520ピクセル30FPS)~2.5K(最大2560×1280ピクセル30FPS)の360度動画を撮影できます。価格も20000円台と低価格です。ステッチ性能が高く色調もまずますです。

以下比較表も参考にどうぞ。

Insta360とは

中国のスタートアップ企業であるShenzhen Arashi Visionが製造する360度カメラのブランド名です。100ヵ国以上で販売され、2017年には業務用の8K360度カメラInsta360 PROの発売も予定しています。
https://www.insta360.com/about

Insta360 Nano とInsta360 airの素晴らしい所は、スマートフォンに接続して利用することで、低価格で高品質な360度カメラを実現している所です。充電コネクタに部分に接続して利用します。


2017年3月までに市販されている主要な全天球360度カメラ6機種(コンシュマー向け)を徹底比較する。どの360度カメラを買うべきか必ず役に立つだろう。静止画画質、動画画質、軽量性、耐水性、利便性、機能性などさまざまな視点から比較してゆく。必然的に360度動画を撮影できる360度カメラの徹底比較にもなっている。

主要な6機種とは、購入対象になる性能があり、カメラ2台以上で構成されている全天球(上下左右360度が撮影できる)カメラのみ選別した。広角で半球だけを撮影する全天周カメラや、性能が明らかに劣っている機種は除いてある。業務用や複数台のカメラを購入し組み合わせて360度を撮影する360度カメラも除外してある。

市販されているコンシュマー向けの360度カメラの中から、この6機種以外を購入することは考えにくい。コンシューマ用と業務用の画質の違いについては次回の記事で紹介する。

比較する6機種の全天球360度カメラを紹介


写真は左から1~6の順で並べている。この6機種を徹底比較する。

1.リコー Theta S
2.LGエレクトロニクス LG 360 CAM
3.Shenzhen Arashi Vision Insta360 Nano
4.Shenzhen Arashi Vision Insta360 Air
5.Samsung Gear 360
6.ニコン KeyMission 360


360度カメラにスタビライザーを利用することで、移動しながらの360度動画撮影の品質を大きく向上できます。360度カメラは揺れにとても弱いです。複数のカメラをステッチで繋ぐため、カメラ自体にスタビライズ機能を搭載することが難しく(動画が繋がらなくなるため)、ソフトウェアでの後処理も難しいのです。

移動しながら撮影すると揺れてしまうため、360度カメラを固定した撮影が基本になります。スタビライザーに360度カメラを設置することで、移動しながらの360度動画の品質が驚くほど向上します。動きがある面白い360度動画を製作できます。

論より証拠。実際の360度動画を見比べてください。


業務用の360度カメラは50万円以上します。Freefly Systems movi m15などプロ向けのスタビライザーなども150万円以上します。200万円以上の予算がないと、スタビライザーを使用した360度撮影はできません(レンタルという手もあります)。コンシューマ向けの機材を利用することで12万円程度でスタビライザー付き360度カメラを製作できます。

もちろん業務用の品質にはまったく及びませんが、スタビライザーを利用してない業務用360度カメラで、移動しながら撮影した動画より、解像度は低いのですが揺れがないため、総合的に品質が高い360度を撮影できます。

解像度を必要としない撮影や、マンションなど狭い空間を移動する撮影などは、コンシューマ向け機材を利用した360度システムでも十分に活用できます。


LGの360度カメラ「LG 360 CAM」は、2万円台と低価格(メーカー直販サイトで199ドル)な360度カメラとして注目を集めました。しかし性能がイマイチで話題にならず、日本では国内正規品も登場しませんでした。

2017年1月時点、Amazonでは16000円台で販売されています。一時期は14000円台まで下がったようです。あれ・・・妙に安い。買ってしまいました。そんな「LG 360 CAM」のレビューを「RICOH THETA S」と比較しながらお届けします。

※その後18000円台なりました。価格はAmazonにて確認ください。

結論ですが、「LG 360 CAM」の性能はやはりイマイチですが、細かい撮影設定が可能で、360度動画は「RICOH THETA S」より優れています。半額以下に魅力を感じれば、購入してみても良いでしょう。静止画像の360度撮影の品質は「RICOH THETA S」が素晴らしい性能です。「RICOH THETA S」が売れている理由が分かります。

「LG 360 CAM」をAmazonでチェック
「RICOH THETA S」をAmazonでチェック


まず「LG 360 CAM」のスペックを紹介します。カメラは13MPのCMOSです。静止画360度の解像度は5660×2830ピクセルです。動画360度の解像度は2560×1280ピクセルです。ストレージは内蔵の4GBありますが、MicroSDを挿入しないと撮影できません。動作時間は約1時間です。オーディオの性能が高く5.1チャンネルで録音できます。

競合製品の解像度を比較してみましょう。「SAMSUNG Gear360」の静止画360度の解像度は7776×3888ピクセルです。動画360度の解像度は3840×1920ピクセルです。「RICOH THETA S」の静止画360度の解像度は5376×2688ピクセルです。動画360度の解像度は1920×960ピクセルです。

「SAMSUNG Gear360」 静7776×3888・動3840×1920
「LG 360 CAM」 静5660×2830・動2560×1280
「RICOH THETA S」 静5376×2688・動1920×960

「SAMSUNG Gear360」には及ばないものの、「RICOH THETA S」より若干性能が良いことになります。動画の画質を一般的な名称で表記します。

「SAMSUNG Gear360」 3840×1920=4K
「LG 360 CAM」 2560×1280=2K
「RICOH THETA S」 1920×960=フルHD

2017年1月時点のAmazon上の販売価格は、「LG 360 CAM」 がダントツで安く「SAMSUNG Gear360」や「RICOH THETA S」の半額以下です。

「SAMSUNG Gear360」 約36000円~45000円(並行品含む)
「LG 360 CAM」 16000円~(並行品のみ)
「RICOH THETA S」 36000円(正規品のみ)

「RICOH THETA S」よりカタログ数値が少し高い「LG 360 CAM」の実際の性能をチェックしてみます。価格が半額以下の「LG 360 CAM」が」どこまで健闘できるのか記事をお楽しみください。「RICOH THETA S」より実は優れているかもしれません。


最先端の技術である無人航空機ドローン。実は市販されているパーツを組み立てるだけで自作できます。フレーム、スピードコントローラー、モーター、プロペラ、バッテリー、フライトコントローラー、レシーバーがあればドローンは完成します。もちろん関連してプロポや充電器など周辺機器も必要になります。

ドローンレースが目的でなければ、ドローンを自作するメリットはほとんどありません。自分で機材を買い揃えるなら、DJIのPhantomなどを購入したほうが、安く高性能なドローンを入手できます。自作するメリットは、ドローンの仕組みと基礎を学べることです。

その知識が業務用のドローンで各種トラブルが発生したときや、専用のドローンを自作する場合に役立ちます。市販されているDJIのドローンを操縦するより、高い専門性を持ったドローン運用が可能です。


Adobe Premiere Pro CC‎で、360度動画のYaw(ヨー)、Pitch(ピッチ)、Roll(ロール)、FOVを編集する方法を紹介します。360度動画を書き出してしまった後でも360度動画の見ている方向や画角などを変更できます。

ちなみにYaw(ヨー)は、水平方向の左右です。Pitch(ピッチ)は垂直方向の上下です。Roll(ロール)画面の回転です。FOVは視野角みたいなものです。360度動画でみた場合は球体になるので、単純に左右上下ではありません。

Yaw(ヨー)、Pitch(ピッチ)、Roll(ロール)、FOVを変更することで、固定して撮影した360度動画でもカメラワークのような動きを作り出すことができます。また360度ではなく平面で展開した場合も、面白い映像を作り出せます。360度動画の映像の幅が広がります。

実際にどのような編集が可能なのか映像で紹介

平面バージョンとVRバージョンで見え方が変わります。2つの動画を比較してみてください。設定は同じです。VR(つまり360度対応)表示させているか、いないかの違いになります。またFOVを変更しているため、360動画としては端っこがうまく繋がっていません。この部分はあとで説明します。

単調な360度動画にカメラワークのような動きを感じませんか。平面バージョンでも編集方法によっては、4Kの通常の映像として使えそうです。もちろんこれだけ映像が動くとHMD(ヘッドマウントディスプレイ)などでの視聴は難しくなります。


・360度動画 平面バージョン
Yaw(ヨー):0度→360度、Pitch(ピッチ):0度→360度、Roll(ロール):0度→360度、FOV:50→100→0→50と変化させます。最後にPitch(ピッチ)とRoll(ロール)とFOVを変更しています。最後にガクっとなるのは設定ミスです。


 
・360度動画 VRバージョン
Yaw(ヨー):0度→360度、Pitch(ピッチ):0度→360度、Roll(ロール):0度→360度、FOV:50→100→0→50と変化させます。最後にPitch(ピッチ)とRoll(ロール)とFOVを変更しています。最後にガクっとなるのは設定ミスです。



必要なAdobe Premiere Pro CC‎プラグイン「GoPro VR Horizon/Reframe」

上記のような編集には、GoPro VR Horizon/Reframeというプラグインが必要です。これはkolor社(現在GoPro)のAutopano Video Pro 2.5以降に含まれているプラグインです。Autopano Video Pro 2.5をインストールすると、Adobe Premiere Pro CC‎のプラグインにGoPro VR HorizonとGoPro VR Reframeがインストールされます。Autopano Video Proのライセンスをお持ちの人はバージョンアップしてみましょう。

GoPro VR HorizonとGoPro VR Reframeプラグインをインストール後に、 Premiereのエフェクト項目に追加されます。使い方は通常のエフェクトと同じです。映像へドロップして適用できます。

Horizon/Reframeの違いと、ちょっとした課題

GoPro VR Horizonは、Yaw(ヨー)、Pitch(ピッチ)、Roll(ロール)の編集だけです。GoPro VR Reframeは、さらにFOVも編集できます。しかしGoPro VR Reframeを使えば、良いという訳ではありません。

FOVが変わると360度動画として、うまく繋がらなくなります。360度動画で出力したい場合は、GoPro VR Horizonを使います。

また360度動画の場合は、GoPro VR HorizonでPitch(ピッチ)の上下垂直方向を変更しても、水平が保たれないため結局360度として、自由に見ることが難くなります。悩ましい問題です。

360度動画ではなく、平面的な出力で良い場合は、GoPro VR Reframeを使います。FOVを変更する面白い動きを作れます。

下記からAutopano Video Pro 2.5体験版をダウンロードできます。たしか体験版でもロゴが入りますが、Premiereでの操作を体感できたはずです。
http://www.kolor.com/download/

またAutopano Video Proのライセンスは日本でも購入できます。
http://digitalhobby.biz/products/list.php?mode=search&category_id=&name=Auto


「GoPro VR Reframe」設定

エフェクトから360度動画にドロップして適用させます。

エフェクトコントロールから各種設定できます。

その他の細かい設定は、通常のエフェクトと同じです。

ちなみにプログラムビューから、仮想的なVRビューに切り替えできます。こちらを切り替えることで、360度の見え方をざっくりと確認できます。右したのメガネっぽいアイコンです。アイコンが無い場合は、「+」を押して表示設定できます。

GoPro VR Reframeを駆使したプロモーション例

メーカーの参考動画があります。360動画を平面的な動画にした事例です。こういった見せ方も手法の一つですね。



2016年国際画像機器展/ビジュアルメディアEXPOに展示されていた360度カメラやAR/VRやドローン系をチェックしてきました。2016年12月7日(水)~9日(金) 10:00~17:00にパシフィコ横浜にて開催された展示会です。

組み込み市場向けのカメラや映像基盤が中心の展示会です。FAなど工場のラインに設置するようなカメラ機材展でした。360度やVRコーナーもあったものの、とても小さいブースでした。ハイスピードカメラなどの測定機材の展示が多数ありました。今のトレンドなのでしょう。

以下、2016国際画像機器展/ビジュアルメディアEXPOの360度カメラやAR/VRやドローン系の展示情報です。

バルーン型ドローンaircocoon(エアコクーン)

屋内飛行専用のドローンです。機体の大きさは約3.5mで、搭載可能なカメラ機材は2.5kg前後です。ヘリウムガスを入れることで500gの機体重量になります。LEDライトも内蔵していまして、本体の色が変わります。

バルーン型ドローンはPanasonicが開発した「バルーンカム」です。そのライセンスを取得してドローンワークスがaircocoon(エアコクーン)として機体販売やレンタルを展開しています。

・バルーン型ドローンaircocoon(エアコクーン)
http://news.panasonic.com/jp/press/data/2016/08/jn160810-1/jn160810-1.html

・ドローンワークス、風船型ドローンを販売
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFB27H5Y_X20C16A9L71000/




前回に続きまして、Entaniya Fisheye 250 MFT 3.0の実物をレビューします。すごく重いレンズです。1.6kgあります。。。落としそうでヒヤヒヤしました。画角が250度のフィッシュアイレンズです。MFT(マイクロフォーサーズマウント)に対応したデジタル一眼レフカメラ等に装着できます。円周魚眼タイプです。


レンズのラインナップは3種類あります。今回は「Entaniya Fisheye 250 MFT 3.0」をレビューします。装着からピントの調整方法について説明します。

ちなみにMFT 3.0は、マイクロ4/3センサーで写真撮影した際に円周魚眼レンズとして最適なレンズです。カメラ1台による撮影に最適です。ワンショットVRが実現できるレンズです。

改造GoPro用のフィッシュアイレンズで有名な「Entaniya(インタニヤと読む)」よりマイクロフォーサーズマウント用250°魚眼レンズが発売されました。Entaniya Fisheye 250 MFTシリーズ(円周魚眼タイプ)です。360度VR市場を変革するレンズになるかもしれません。

MFT(マイクロフォーサーズマウント)に対応したレンズで、一般的なMFTレンズ対応のデジタル一眼レフカメラに装着できます。180度の魚眼レンズがほとんどのなかで、登場した250度のレンズです。非常に珍しいです。いや世界初かも。

カメラが好きな中高年は、日本光学工業(今のNikon)が1970年代に発売したフィッシュアイ Nikonを思い出すことでしょう。ほらそっくり。

ラインナップは、3種類です。MFT 2.3、MFT 3.0、MFT 3.6です。見た目はまったく同じです。カメラのセンサーサイズに応じて、複数台のカメラを利用する用途に合わせたシリーズです。

レンズの重量はなんと1.6kgです。巨大!装着した写真を見ると、カメラが付いたレンズなのか、レンズが付いたカメラなのか、分からないほど大きいです。


実は、360度全方位動画を一台の一眼レフカメラで撮影できます。一眼レフカメラで撮影するため、8K以上(本記事のデータでは、最大9052×4526ピクセル)の映像を出力ができます。

こちらが一台の一眼レフカメラで作成した4Kの360度動画です。一眼レフで撮影するためスポーツカムでは、実現できない高画質な360度動画を作れます。


必要な機材を紹介

4Kの360度映像を一台の一眼レフカメラで作成する方法を紹介します。まずは必要な機材はこちらです。

一眼レフカメラ。本記事ではGH4を使用しています。


対角線画角180°の魚眼レンズ。本記事ではZUIKO DIGITAL ED 8mm F3.5 Fisheye(フォーサーズアダプター ミラーレス一眼用 MMF-3)を使用しています。


パノラマ用雲台。本記事ではNodal Ninja3 MKII Starter Packageを使用しています。



三脚は、余計なものが映らないタイプがお勧めです。本記事ではVelbon スタンド型一脚Pole Pod IIIを使用しています。


ソフトはAutopano Video Pro、Autopano Pano GIGA、Adobe Premiere Proです。



360度やVRに関連している人や、楽しんでいる人は、LGの曲面ディスプレイを買うべきです。体感がとても良いです。HMDで悩んでいるところじゃないですね。360度やVR用のモニターとしてお勧めです。

29インチのカーブタイプがお勧めです。大体5~6万円ぐらいです。34インチを選びたいけど、価格が2倍になります。フラットタイプと間違えないようにご注意ください。




論より証拠で、こちらの画像を見てください。普通のモニター VS LGの曲面ディスプレイを見比べてみてください。

普通のモニター

LGの曲面ディスプレイ


Walkera Rodeo150(159g)は、F210(370g)を200g以上も小型&軽量化したモデルです。手軽に楽しめるFVPレーシングタイプのドローンです。小さいのにパワフルに飛び、小回りも利きます。最近トレンドの室内ドローンレーシングで活用できる機体です。

F210の重さは370g(バッテリ含まず)、Rodeo150は159g(バッテリ含まず)です。F210の大きさは182x182x103mm、Rodeo150は137x148x77mmと小型です。最新のF3フライトコントローラーが採用され、滑らかで俊敏な動作を実現しています。安定した正確な飛行ができます。

Rodeo150の本体重量は159gで、付属バッテリーはリチウムポリマー2セル7.4V 850mAhです。バッテリーを含む機体重量は215gです。あと15g軽くすれば、ホビークラスのドローンになります。スポーツカムなら載せて飛ばすことができるので、そういった利用も魅力的です。


飛行時間は7~8分、プロペラ直径は95mm、ブラシレスモーター( WK-WS-17-002)、リモートコントローラーはDEVO 7(RTFモデルに付属)、メインコントローラはFCS-Rodeo 150、バッテリーはリチウムポリマー2セル7.4V 850mAh、搭載カメラは視野角110度のワイドレンズ600TVLでチルト調整ができるFPVカメラです。

最新のF3コントローラが採用されています。簡単に正確な操作が可能です。フライトモードは3種類あります。スタビライズフライトモード、インターメディエイトフライトモード、アドバンスフライトモードです。MIXスイッチで切り替えることできます。

・スタビライズフライトモードは、ジャイロセンサーがフル活用され、安定した飛行が優先されます。初心者でも簡単に飛ばせます。フリップロールはできません。

・インターメディエイトフライトモードは、部分的にスタビライズが機能します。フリップロールも可能です。

・アドバンスフライトモードは、スタビライズ機能がありません。ピッチやロールなど操作したそのままの動きが可能です。

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