最近では、スポーツカム、スマートフォン、一眼レフでも高画質な動画を撮影できます。そのため小型(数百グラム)から中型(数キロ)カメラ機材のスタビライザーが人気です。映画のような、滑らかな映像を撮影できます。グっと映像の品質が向上します。
1kg以上の一眼レフカメラに対応した主要ギンバルは、DJI Roninシリーズ、FILMPOWER Nebulaシリーズ、Freefly MOVIシリーズが有名です。他にも主要メーカーをピックアップしましたので、オススメが見つかるはずです。DJIがほぼ全てのラインナップを網羅しています。しかも高性能です。
主に搭載するカメラのサイズで、ギンバルメーカーを選ぶ形になるでしょう。
FILMPOWER Nebulaシリーズは約1.6kgまで。1.6kg以上はDJI RoninシリーズかFreefly MOVIシリーズを選択するパターンが多いです。スマートフォンやスポーツカムのスタビライザーは、どのメーカーでも似たり寄ったりです。
主に搭載するカメラのサイズで、ギンバルメーカーを選ぶ形になるでしょう。
FILMPOWER Nebulaシリーズは約1.6kgまで。1.6kg以上はDJI RoninシリーズかFreefly MOVIシリーズを選択するパターンが多いです。スマートフォンやスポーツカムのスタビライザーは、どのメーカーでも似たり寄ったりです。
スタビライザーって何?
スタビライザーには、機械式と電動式があります。機械式はステディカムやフライカムなどあります(いずれも商標です)。ウェイトでバランスを取る仕組みです。電動式には、ブラシレスモーターが使われて、電気的に水平をコントロールします。
3軸とは、ロール・ピッチ・ヨーのことです。物体のそれぞれの軸に対しての回転を表します。5軸とは3軸に加えて上下の揺れや回転などをさらに追加で安定化した仕組みです。ハンドヘルドとは手で持てるタイプです。ブラシレスモーターとは小型で耐久性に優れたモーターです。ドローンやスタビライザーの多くに採用されています。
以下に主要な電動式スタビライザーのギンバルメーカー一覧を集めてみました。特に4K以上の動画を撮影できる一眼レフカメラ(ソニーα、GH4等)に対応したギンバルが注目されています。
電動式スタビライザーの動きは、こちらの動画が分かりやすいです。このぐらいスムーズに動きます。FILMPOWER Nebulaのテスト動画です。
Align
http://www.align.com.tw/download-en/gimbal/台湾企業。設立は1984年。従業員数200名。家電やRCラジコンヘリ・ドローンのメーカです。ドローンに搭載も可能なギンバル(Gimbal)も展開しています。G2 GimbalはGoPro用、G3-GHはLUMIX GH3/GH4用、G3-5DはEOS 5D用のギンバルがラインナップされています。
日本では、ほぼ販売されていません。3軸ブラシレスギンバルのG3シリーズは、M480L、M690Lなど本格的なマルチコプターに搭載可能です。余程のAlignのファンか、台湾での撮影が多い人以外は、これを購入するメリットは少ないです。
DJI
http://www.dji.com/jp/products/aerial-gimbals言わずとも知れた最大大手のドローン企業です。迷ったらDJIで間違いがありません。2006年設立。民生用ドローンの世界シェア70%を持つと言われています。初めて見る人は欧米の企業かと感じるでしょう。中国の企業です。Da-Jiang Innovations Science and Technology Co., Ltd.の略でDJIです。漢字では大疆創新科技有限公司です。
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民生用ドローンでは中国が一番技術を持っているといっても過言ではないでしょう。カメラ一体型の空撮用ギンバルでは、zenmuse X5R、Zenmuse X5、Zenmuse Z3がラインアップされています。RAWでロスレス4K 動画撮影が可能でマイクロフォーサーズでレンズが交換できるタイプや、ズームカメラ搭載など。
一眼タイプのカメラを搭載できる空撮用ギンバル3軸ブラシレスジンバルでは、Sony α7用のZENMUSE Z15-A7シリーズ、CANON 5D MARK III 用のZENMUSE Z15-5D III (HD)、PANASONIC GH4/GH3 用のZENMUSE Z15-GH4 (HD)シリーズが用意されています。
ハンドヘルド用ギンバルでは、さらに多彩なラインアップがDJIでは用意されています。OSMOシリーズ。モバイル用のハンドヘルドギンバルOSMO Mobileや、カメラ一体型のOsmoが用意されています。OSMOシリーズでは、カメラユニットもいろいろと用意されているのが魅力です。
カメラユニットは、通常の4Kタイプや、マイクロフォーサーズ対応や、RAW撮影可能な種類が用意されています。一見すると製品からどのような商品構成が分かり難いので、しっかり確認してから購入しましょう。
RED EPIC、ARRI ALEXA Miniなどの大型なシネマカメラに対応した3軸ジンバルシステムRoninシリーズも用意されています。さまざまな撮影モード(3つの操作モード:アップライトモード、吊り下げモード、ブリーフケースモード)に対応、内蔵レシーバーやリモートコントロールも利用できます。もちろんBMCC、Canon 5D、Panasonic GH4のような小型カメラも搭載できます。
ラインアップは、RONIN-MX、RONIN-M、RONINです。機能的にはRONIN-MXが性能が高く最新です。RONINはより大きな大型カメラ(7.25kg)を搭載できます。RONIN-Mは廉価モデルです。比較表が参考になります。
http://www.dji.com/products/compare-imagery?compare=ronin-m_ronin-mx_ronin
Feiyu Tech
http://www.feiyu-tech.com/2007年設立。無人飛行機(UAV)や自動制御の企業です。オートパイロットのシステムなどを販売しています。ギンバルのラインアップが多く、カメラ一体型のハンドヘルドから、一眼レフを搭載できるタイプまで用意しています。比較的に安い価格で提供され、性能もそこそこ。
カメラ一体型の4K3軸ハンドヘルドSummonシリーズ、スポーツカムが搭載できるG4シリーズ、一眼レフが搭載できるMGシリーズなど用意されています。スポーツカムを搭載できるギンバルのラインナップは、妙に豊富です。
FILMPOWER
http://filmpower.us/中華圏がひしめく中、珍しくアメリカ サンフランシスコのジャイロスタビライザー企業であるFILMPOWER。ハンドヘルドの3軸ブラシレスギンバルNebula 4100Liteなど、とても注目されています。
主なラインナップは5軸ブラシレスギンバルNebula 4200 ProとNebula 4200。最大で約1.6kgのカメラを搭載できます。Proにはシングルハンドルが採用です。3軸ブラシレスギンバルNebula 4100Liteは、最大で約1.2kgのカメラを搭載できます。Nebula 4100Liteは、難しかったバランス調整がとても簡単になりました。
FILMPOWERの魅力は、高性能な性能に加えて、実用的な周辺機器が豊富なことです。リモートコントローラや、拡張用のバッテリーやJIBなども用意されています。
Freefly
http://freeflysystems.com/アメリカの企業です。映画撮影業界に強いドローンやドリー、ジンバルを開発しています。とりわけジンバルはドローンに搭載できるほか、手持ちでも使える高性能な製品を販売しています。
高性能な3軸カメラジンバルMOVIシリーズを展開していて、MOVI5は2.27キロまでのデジタル一眼レフを搭載できます。MOVI10は5.44キロまでのデジタルシネマカメラを搭載できます。MOVI15は、6.8キロまでとより大きなデジタルシネマカメラを搭載できます。映画撮影業界に強いだけあり、本格的なジンバルメーカです。
Kenyon
http://www.ken-lab.com/アメリカ企業です。50年以上の歴史をもつ老舗のスタビライザーメーカーです。ジンバルではなく、玉の中にジャイロが入ったジャイロ スタビライザーです。ハンドタイプのギンバルを利用できない状況で効果を発揮します。
KS-2x2、KS-4x4、KS-6x6、KS-8x8、KS-10x10、KS-12x12とジャイロの玉の数が増えて行きます。
PILOTFLY
http://pilotfly.de/AmazonでPILOTFLYをチェック
ドイツと台湾に本社があるギンバルメーカーです。本社が2つ?という感じですが、台湾メーカーですね。Action-1・FunnyGO 2ではアクションカメラ系、Pilotfly H1se・H2では一眼レフ系に対応しています。FILMPOWERと近い製品です。FILMPOWERの方が少し進んでいる印象です。
WONDLAN
http://www.wondlan.com/ctt/4/86.htm撮影会社でありながらカメラ映像関係の機材も販売しているアメリカの企業です。アジアや欧州にも展開しています。日本でもカメラ専門店などで、WONDLANをよく見かけます。撮影しているプロのチームが販売している機材なので、安心感があります。
ジンバルはOEM品にも見えます。32bitのチップを3つ搭載しているなど、なかなか性能も良さそうです。
Zhiyun
http://www.zhiyun-tech.com/index.phpバリバリ中華メーカーです。購入先としてアリババ、タオバオがリンクされています。Craneシリーズでは一眼レフ系、Rider-M・Evolutionシリーズではスポーツカム系のスタビラーザーを販売しています。あなどるなかれ中華メーカーですが、どうも安っぽく見えます。
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Gremsy
https://www.gremsy.com/Gremsyは、なんとベトナムの会社です。第2のFreeflyになるべく、後追いながらも頑張っているメーカーです。
GREMSY H3、H7、H14、H16というラインナップで展開しています。ハンドヘルドにしたりドローンにも搭載できるタイプです。 H3シリーズは1.7kgs、H7は3.18kgs、H14は6.4 kg、H16は7.3kgまでカメラを搭載できます。
クイックリリースシステム、航空機用アルミニウム、炭素繊維、32ビットARM高速マイクロプロセッサなど最新の 性能に加えて、各種センサー、防振装置、アプケーションやドローンの制御システムとの連携など、各種機能を備えています。