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手振れの揺れを綺麗に取り除く360度カメラ用スタビライザーをレビューします。360度カメラRICOH THETA V、Gear 360(2017)、その他で使える電動式3軸スタビライザー(ジンバル)MOZA Mini360°(MOZA Guru360)です。

360度動画は非常に揺れに弱く、少しでも揺れていると、まともに見れません。カメラを固定したままの撮影では、つまらない絵になります。移動しながら360撮影することで、360度動画は豊かに面白い映像に変わります。

ジャイロ補正機能が付いた360度カメラもあります。ジャイロ情報を元にソフトウェアでスタビライズします。揺れは軽減されるものの、まだまだイマイチです。物理的にカメラを揺れないようにスタビライズする電動式スタビライザーの方が、大きな効果を期待できます。

MOZA Mini360°(MOZA Guru360)です。2017年9月。まだ国内では販売されていません。Amazonで購入できることを期待しています。代理店もしくは輸入代行をしている業者は、今はチャンスかも。ほぼすべてのコンシューマ向け360度カメラを、手軽に安定したスタビライズができます。

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MOZA Mini360°(MOZA Guru360)は 299$(加えて海外からの送料は5000~10000円ぐらい)です。対応機種も幅広く、市販されているほぼ全ての360度カメラに対応しているでしょう。

MOZA Mini360°(MOZA Guru360)
http://www.gudsen.com/moza-mini-360.html

◎メーカ掲載対応機種
Samsung Gear 360
Nikon Keymission 360
Nikon Keymission 170
Ricoh Theta S
Ricoh Theta SC
Dual Kodak PixPro SP360
LG 360 Cam
Casio EX-FR200
360Fly Action Camera

2台のKodak PixPro SP360を搭載できます。Kodak PixPro SP360は1台100gぐらいありますから、メーカ公式で200gくらいまでの重量がある360度カメラは搭載できる計算になります。

検証したところiPhone6+にカメラスタンドをつけた重量約280gでもバランスを正確に取ればスタビライズができました。つまり280gぐらいまでのカメラ重量に対応していると思われます。以上から、RICOH THETA V、Gear 360(2017)にも対応していると言えます。未検証ですがInsta360 ONEでも工夫すれば使えるはず。


「Insta360 ONE」は9月20日に出荷が予定されている。「RICOH THETA V」と「Gear 360(2017)」は手元にある。「Insta360 ONE」の360度画質や性能比較の検証記事はもうしばらく待ってほしい。

それぞれ各メディアにレビューが上がってきている。本ブログは、残念ながら商品の提供を受けていないので、何も気兼ね無く、それぞれのカメラの画質比較を行う予定だ。自前で「RICOH THETA V」と「Insta360 ONE」を購入した。もうお金がない。

コンシュマー向けの360度カメラだけど、決して安い買い物ではない。購入するなら、もっとも良いオススメの360度カメラを買いたい。本記事を読めば、間違ったモデルを購入しなくて済む。(ようにしたい)360度の画質、ステッチ品質、色合いなどを検証して掲載してゆく予定だ。

2017年末に近づき、次世代の360度カメラが相次いで登場した。「RICOH THETA V」は待望の4Kカメラでありビットレートも56Mbpsと画質に期待できる。「Insta360 ONE」は内蔵6軸ジャイロによるスタビライザーがどこまで高性能なのか楽しみだ。

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360度カメラの基本をおさらい「ここをチェック!」

選ぶべきポイントは全天球、4K、30fpsが基本となる。360度カメラには、撮影できる映像が全球(全天球)と半球(全天周)タイプがある。本記事で紹介するのは、いずれも360度が完全に映る全球タイプだ。せっかく360度カメラを購入するなら、全球タイプを購入したい。

360度カメラの動画解像度は4Kを選びたい。4Kには2種類の解像度があるUHDとDCIだ。一般的に4Kと言えば、3840×1940ピクセルのUHD 4Kのことだ。実は4096×2048のDCI 4Kもある。解像度的にちょっとお得な4Kだ。2Kや3Kでは物足りない。

一般の人が見落としがちなのがfpsだ。フレームレートであり一秒間に何フレームの撮影が可能か表した数値だ。30fpsなら1秒間の動画が30枚の映像で構成される。映画などは24fpsで作られている。最近は30fpsが基本となる。24fpsでも良いが30fpsを選びたい。4K15fpsなどの360度カメラは選ばないほうが良いだろう。

360度カメラの付加機能として、空間音声、360度ライブストリーミング配信、スタビライズ機能(画面の揺れを取り除く機能)、スマートホン端末からの各種操作性も重要だ。360度の静止画像解像度や画質も検討すべき品質だ、

これらの機能をそれなりに満たす360度カメラで、国内で簡単に入手できるカメラは、次の3つになる。「RICOH THETA V」と「Insta360 ONE」と「Gear 360(2017)」だ。


「RICOH THETA V」と「Insta360 ONE」と「Gear 360(2017)」の主要SPEC比較

まずは基本的な360度カメラの解像度や各種機能の有無、防水防塵や重さなど主要のSPECを比較する。それぞれプロダクトのコンセプトが見えてくるから面白い。


最大4K360度動画解像度(ピクセル)/fps
RICOH THETA V:3840×1920/29.97fps
Insta360 ONE:3840×1920/30fps
Gear 360(2017):4096×2048/24fps

最大360静止画解像度(ピクセル)
RICOH THETA V:5376×2688
Insta360 ONE:6912×3456
Gear 360(2017):5472×2736

レンズF値
RICOH THETA V:F2.0
Insta360 ONE:F2.2
Gear 360(2017):F2.2

360度ライブストリーミング
RICOH THETA V:対応
Insta360 ONE:対応
Gear 360(2017):対応

内蔵スタビライズ機能
RICOH THETA V:なし?(天頂補正機能あり)
Insta360 ONE:対応
Gear 360(2017):なし

空間音声機能
RICOH THETA V:オプションマイクで対応
Insta360 ONE:なし
Gear 360(2017):なし

耐水防塵
RICOH THETA V:なし
Insta360 ONE:なし
Gear 360(2017):IP53

記録容量
RICOH THETA V:内蔵ストレージ約19GB
Insta360 ONE:micro SDカード(最大128GB)
Gear 360(2017):micro SDカード(最大256GB)

重さ
RICOH THETA V:121g
Insta360 ONE:82g
Gear 360(2017):130g

内蔵バッテリー容量
RICOH THETA V:不明
Insta360 ONE:820mAh
Gear 360(2017):1,160mAh

バッテリー動作時間
RICOH THETA V:80分
Insta360 ONE:70分
Gear 360(2017):不明(130分?)

本体接続コネクタ
RICOH THETA V:Micro USB
Insta360 ONE:Micro USB
Gear 360(2017):USB typeC



360度4K動画の画質を比較(固定)

「RICOH THETA V」と「Gear 360(2017)」の4K動画の画質を比べてみる。設定はAUTOで最高画質で撮影している。


どちらのカメラも、ステッチ(合成処理)する前の動画は、球体が2つ並んだ状態だ。「RICOH THETA V」は3840×1920ピクセル・ビットレート56Mbps。「Gear 360(2017)」は4096×2048ピクセル・ビットレート30Mbpsの動画だ。撮影位置はまったく同じ。

解像度は少し「Gear 360(2017)」の方が高いが、ビットレートは「RICOH THETA V」の方が遥かに高い。動画からPNG書き出しを行い、全体の画像から細部を比較してみよう。

結論:明らかに「RICOH THETA V」の画質が良い。ビットレートが高いこともあるが、レンズの性能も良く色調も優れている。

「RICOH THETA V」全体画像

「Gear 360(2017)」全体画像-Autoで室内だと明るめになる。

「RICOH THETA V」の近距離のレンズ中央を拡大-壁紙の質感が分かる。

「Gear 360(2017)」の近距離のレンズ中央を拡大-比べるとボやっと。

「RICOH THETA V」の近距離のレンズ中央を拡大

「Gear 360(2017)」の近距離のレンズ中央を拡大

「RICOH THETA V」の近距離のレンズ周辺を拡大-けっこうシャープ。


「Gear 360(2017)」の近距離のレンズ周辺を拡大-滲んでいる。

「RICOH THETA V」の中距離のレンズ中央を拡大

「Gear 360(2017)」の中距離のレンズ中央を拡大

「RICOH THETA V」の中距離のレンズ周辺を拡大

「Gear 360(2017)」の中距離のレンズ周辺を拡大

360度動画に変換

それぞれパソコン用の提供されている合成(ステッチ)ソフトにて、360動画に変換したものを比較すると、移動しない固定した撮影の場合は違いが分かり難いかもしれない。

「RICOH THETA V」の360度動画

パソコン用ソフトで書き出し。ステッチ面のホワイトバランスの違いが気になる。


「Gear 360(2017)」の360度動画

パソコン用ソフトで書き出し



360度4K動画の画質を比較(移動)

「RICOH THETA V」と「Gear 360(2017)」の360度4K動画では、明らかに「RICOH THETA V」の画質が良い。しかし360度動画に変換すると違いが分かり難い。

今度は移動しながらの360度4K動画の画質を比較して見る。いずれもスタビライザーに搭載して撮影している。

結論:移動しながら360度動画でチェックすると「RICOH THETA V」が優れていることが明確にわかる。「Gear 360(2017)」のパソコン用のステッチソフト(Gear 360 ActionDirector)のステッチ品質がおかしい。それを考慮してもやはり「RICOH THETA V」の方が高画質。

「RICOH THETA V」の360度動画

固定した撮影では、ステッチ面のホワイトバランスの違いが気になったが、移動しながらの撮影の場合、ほとんど気にならなくなった。狭く暗い空間、壁際のステッチなどもいずれも良好だ。なかなか良い印象。


「Gear 360(2017)」の360度動画

ところどころガクっとする。パソコン用のステッチソフト(Gear 360 ActionDirector)のステッチ品質がおかしい。。。。全体的に残念な感じと言わざるを得ない。


「RICOH THETA V」の360度動画-天頂補正あり

「RICOH THETA V」だが、パソコン用のステッチソフトで処理するときに、天頂補正にチェックを入れると、映像が不安定になる。スタビライザーに搭載している場合は、天頂補正を外してステッチしたほうが良い。


以上。「Insta360 ONE」が到着次第、「Insta360 ONE」を加えた検証を行う。「RICOH THETA V」の360度動画の性能は、なかなか素晴らしい。

しかしまだ欠点も多いように感じる。例えば、カメラごとのホワイトバランスが微妙に合わなかったり、360度動画に関しては、ISOもシャッタースピードも、何も操作変更ができない。これは今後変わることに期待する。

とはいえ、「Gear 360(2017)」と比べると、360度動画に関しては全体的に画質が良いといえそうだ。「RICOH THETA V」の360度静止画には定評があるので、加えて4K360度動画も撮影できるとなると、なかなか素晴らしい。

「Gear 360(2017)」は約3万円で購入できる。近い画質を持ちながら、この価格は魅力的だ。決して使い難い機種ではない。むしろ操作性は優れている。


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2017年9月。バレットタイム撮影で話題の360度カメラInsta360 ONEが発売された。バレットタイムとは、120fps(ソフト加工すると240fps)相当のスロー映像を撮影できる機能だ。周回させて使うことが推奨されている。

多くの人は360度動画で、バレットタイム撮影できると勘違いしているのでは、なかろうか。バレットタイム撮影の場合は、360度動画ではなく、フルHD相当(2048×512ピクセル)の動画で作成される。

360度撮影した映像の一部を使い、フルHDの動画として、超広角で超スローモーションの映像を作り出す。振り回して撮影することで、平面的な通常の動画でも、まるで360度で見ているかのような印象を与える。これがとても画期的な機能だといえる。

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360度動画の新しい発明をしたInsta360 ONE

360度動画として認識できる映像を、普通の平面的な動画で作成できるということは、実は物凄い価値がある。軽量で高画質に、誰でも、どのような環境でも見ることができる映像を、360度カメラで撮ることができるようになった。

360度カメラによる360度動画がイマイチ普及し無い理由として、360度動画は4K以上の解像度が無いと画質が悪くまともに視聴できない。4K以上となると動画がとても重たくなる。360度動画を再生できる環境も必要だ。没入感を得るにはヘッドマウントディスプレイも必要なる。

360度動画に関わる人であっても、整った環境か、事前に準備しなければ、まともに360度動画を見ることはできないであろう。

バレットタイム撮影なら、360度動画を変換して、ただのフルHD動画として視聴できる。ただのフルHD動画なら、スマートフォンでも簡単に高画質に視聴できる。

今までも360度動画を平面的な動画で活用できないか試し見た人や、エクイレクタングラー形式で使われることも多くあった。360度動画素材を使うメリット(好きな方向の映像を取り出せる)などもあるが、歪みや画質的な問題から、普通の映像は普通のカメラで撮影したほうが結局は良い。わざわざ360度動画を使う理由には及ばなかった。

Insta360 ONEは、120fps(ソフト加工すると240fps)相当のスローモーション映像&振り回すというアクションを使うことで、360度動画を平面的な動画として活用したくなる品質を作り上げた。これは360度動画の新しい発明といえる。

さらにInsta360 ONEは、人物を自動認識するSmart Trackトラッキング機能を使うことで、360度動画の人物を追跡した通常の動画に編集する機能もある。



ほかにも先進的な機能を搭載

通常の360度カメラとしても十分な性能を持つ。360度静止画の解像度も6912×3456ピクセルと大きく、動画も4K30fpsある。

ジャイロ機能により自動的なスタビライズ補正など、先進的な機能も多い。ドローンに搭載して飛ばすことも可能だろう。

他の360度カメラでも普及している機能だが、ライブストリーミング配信にも対応している。以下主な機能を引用する。




Insta360 ONEの主な機能

リモートコントロール(Bluetooth接続)
セルフタイマー
リトルプラネット撮影
編集機能(フィルター、露出調整など)
マニュアルモード撮影(ISO、シャッタースピード調整可能)
HDR撮影
スローモード撮影(120fps)
タイムラプス撮影
ライブ配信
アニメーションライブ(360°動画の視点を配信者側でコントロール)
Free Capture(360°動画からカメラ角度を動かして通常の映像に編集)
Smart Track(360°動画から指定の対象を自動追跡して通常の映像に編集)



Insta360 ONEの製品仕様

レンズ:F2.2
写真の解像度:6912*3456
動画の解像度:3840*1920@30fps, 2560*1280@60fps, 2048*512@120fps(スローモーション)
写真のフォーマット:insp,jpeg,RAW
映像のフォーマット:insv,mp4,LOG
ジャイロスコープ:六軸ジャイロスコープ
互換性のある設備:iPhone 7/7 plus, iPhone 6s/6s plus, iPhone 6/6 plus, iPhone SE
iPad Pro(10.5-inch), iPad Pro(9.7-inch), iPad Pro(12.9-inch), iPad mini4, iPad Air 2; Androidバージョンは近日公開します

写真撮影:一般モード、インターバルモード
動画撮影:一般モード、微速度モード、バレットタイム
ライブ配信:360°ライブ配信、動画ライブ配信
露出補正:-2EV~+2EV
露出モード:自動、手動、シャッター優先(1/4000s - 60s)、ISO 優先(100-6400)
ホワイトバランス:自動、曇り、晴れ、蛍光灯、白熱灯

カラー:ブラック
重量:82g
寸法:96mmx36.5mmx25mm(長さx幅x高さ)

ブルートゥース:BLE4.0
Lightning:Lightningインタフェース
USB:Micro USB 2.0
メモリ: UHS-IのexFAT(FAT 64)フォーマットをサポートします,最大は128までサポートできます

電池容量:820mAh(5V1A)
充電方式:Micro USB
持続時間:70分

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2017年9月。待望の4K360度動画が撮影できるRICOH「THETA V」が発売された。従来の「THETA」は、360度動画の解像度が2K程度しかなく、360度動画用としてはまったく使い物にならなかった。

2017年時点。360度を4Kで撮影できるコンシューマー向けの360度カメラは多数販売されている。「THETA V」の魅力は、4K30fpsの360度動画が撮影できることと、さらに4chマイクによる360°空間音声記録に対応していることだ。この2つの機能をサポートしている国内市販クラスの360度カメラは、他には無い。

「THETA」の色やステッチ(画像の合成面)の品質が良く定評がある。さまざまな360度カメラと比較しても、そのあたりの技術がとても高い。「THETA V」はそれらの技術を引き継ぎながら、4Kに対応したのだ。

360度動画に興味があれば、難しく考える前に「THETA V」を購入するのが良いだろう。後悔はしない360度カメラだといえる。

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2017年9月15日更新・2016年では、玩具から業務用までさまざまな 360度カメラが登場しました。2017年に発売の新しい定番のシン360度カメラをまとめて紹介いたします。

「Z CAM S1」など、5K以上360度動画を撮影できながら、高性能&コンパクト&ライブストリーミング配信に対応している360度カメラが今年のトレンドです。Entaniya Fisheye 250などを利用すればシネマクラスの360度撮影も実現できます。

2017年後半には、業務用新定番になるかInsta360 Pro。5.2K次世代コンシューマ機GoPro Fusion(簡単高画質いいね!)など目白押しです。

と思っていたら、Garmin VIRB360YI 360 VR5.7Kが出て来ました。10万円以下(推定)のコンシューマー機でも、業務用に性能が近づいてきました。と思っていたら、Insta360 ONEや、RICOH THETA Vが発売開始されました。

Insta360 ONEとRICOH THETA Vの登場により、コンシューマ向けの360度カメラは、そのどちらかを購入すれば良い!という雰囲気になっています。

業務用では、Facebookから移動できる360度動画を撮影できる6自由度(6DOF)という機能を持つ360度カメラも発表されました。映像の中を移動できるそうです。やばい。

パノラマや半球ではなく全天球(全方位)で360度動画を撮影できる360度カメラのみを紹介します。コンシューマーから業務用まで360度カメラを随時追加してゆきます。まずは2016年の定番を振り返ってみます。


2016年のガジェットクラスの定番360度カメラを紹介

2017年の360度カメラを紹介する前に、2016年の定番360度カメラを紹介します。2017年初旬では、これらを購入しておけば、間違いありません。2017年は解像度の向上(8K対応など)、手軽なライブストリーミング配信など、ハイエンドに近づく製品が増えると考えています。まずはコンシューマ向けの定番製品を紹介します。

360度カメラ入門機種の定番「Theta S」

360度動画の解像度は一段劣るものの、ソフトウェアを含めた使いやすさに定評があります。静止画像の360度では十分か解像度を発揮します。ギャラリーや情報も豊富です。ちょっと手軽に360を始めたい人は、「Theta S」で間違いありません。360度って怖いというも安心して利用できます。

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追記:2017年8月 4K撮影可能な「RICOH THETA V」が登場しました。新定番です。動画の画質も定評があります。
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360度動画もそこそこ撮れる「Gear360」

スマートフォンのGalaxy S6 edge/ S7 edgeを所有している人は、「Gear360」がオススメです。「Theta S」より解像度が高い360度動画(4K)を撮影できます。業務の360度動画としては使えませんが、趣味の360度動画としては、十分な画質があります。またGearVRとも連携して使用できます。「Gear360」は単体でも使用できますが、連携で使うことで楽しみが広がります。

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追記:ライブ配信可能な「Gear 360(2017)」が登場しました。
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iPhone6で使えて360度動画の画質もなかなか「INSTA360 Nano」

iPhone6以降のユーザーは、「INSTA360 Nano」がオススメです。価格の割には、360度動画のぱっと見の画質が「Gear360」に劣りません。色合いの調整がうまく、なかなか綺麗です。ステッチの品質は「Gear360」のほうが、優れている傾向があります。iPhone6以降を所有していれば、「Gear360」を揃えるよりも、「INSTA360 Nano」が手軽です。

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追記:2017年9月4K撮影可能な「INSTA360 ONE」が登場しました。
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幅広いダイナミックレンジを利用した高品質な360度撮影は100万円以上の360度撮影機材が必要になる。それらをたった10万円で実現する極秘レシピを紹介する。約6Kで書き出しできる。

数万円で市販されているコンシューマ向け360度カメラは、まだまだ画質が悪い。4Kの解像度はあるもののボヤボヤした映像しか撮れない。40万円~100万円程度の業務用360度カメラは、解像度も画質も高品質な映像を撮れるが、センサーサイズが小さいことからダイナミックレンジが狭く、暗い場所での撮影が苦手だ。

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本記事は、無償で書いています。もしこの記事があなたのお役に立てたのなら、私に1杯のコーヒーを奢ってください。私はコーヒーを飲みながら、新しい役に立つ記事を書くことができます。


以下から本記事の始まりです



マイクロフォーサーズやAPS-Cやフルサイズクラスの360度カメラシステムなら素晴らしい(その変わり視差が大きな問題となるが)360度動画が撮影できる。しかし価格も素晴らしく100万円以上、機材を揃えれば簡単に数百万円以上かかってしまう。

そんな360度カメラを、たった10万円で実現できないか実験してみた。(※当然ながら100万円以上機材と、本当に同等なものでは無い。工夫して工夫して近いものはできるという話である。個人の遊びの範囲だ。

実際に夜に撮影をした360度動画がこちらだ



暗い廊下を撮影360度動画がこちらだ



Sony Eマウントに円周タイプの魚眼フィッシュアイレンズ(Fisheye-lens)をつけて、360度VR撮影を考えている人も多いだろう。円周魚眼とはイメージセンサーに球体状の広角な映像が得られるタイプだ。

安価で国内にて購入できることを条件に、Sony Eマウントに対応した円周魚眼レンズ180度、185度、190度の3種類のフィッシュアイレンズを見つけ出しいろいろ買いあさってみた。円周魚眼の比較用として対角魚眼のSAMYANG 8mm F2.8も用意した。


残念ながら200度以上の円周魚眼は、Entaniya Fisheye 250しかなく、40万円近くするため今回のケースからは除外した。機会があれば、別記事で性能の比較する。

かなり検索したので、同じようにSony Eマウント 対応の円周魚眼を探している人には、大いに役立つ記事であろう。無駄なレンズの購入も防げる。価格もすべて40000円以下で購入できる。

驚くことに一番安かった中国製のMeikeレンズが一番品質の良いレンズだった。記事の中盤に実際に検証した画像があるので参考にしてほしい。最近の中国製は、良いメーカーである場合は、とても高品質なことが多い。

追記:どうやらレンズに、当たり外れがあるようです。まったく品質がダメだ。。という人もいるそうで、その辺は中国製なのかもしれませんね(笑)。


Sony Eマウントに円周タイプの魚眼フィッシュアイレンズを探している人はMeikeレンズをお勧めする。なんと画角も190度あるのだ。F2.0と明るい。そして20000円以下と非常に安い。いつ価格が高くなってもおかしくない性能なので、安い価格帯であるうちが狙い目だ。

以下4つのレンズで検証する。

○Lensbaby製Sony Emount用/5.8mm/F3.5/画角185°の円周魚眼レンズ

○安原製作所製Sony Emount用/7.3mm/F4.0/画角180°の円周魚眼レンズMADOKA180(E)
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○Meike製Sony Emount用/6.5mm/F2.0/画角190°の円周魚眼レンズ
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○画質比較用 SAMYANG/8mm/F2.8/画角180度の対角魚間レンズ
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チェックするポイントとしては、レンズの作りと各F値ごとの中央解像度と周辺解像度と収差を静止画像で見てゆく。Sony α6300にて、ISO感度はauto(上限は6400)、シャッタースピード1/30のマニュアルモードで撮影した。切り出している画像は等倍になっている。



Theta Sで4Kを軽く超える高画質5K30fps(5376×2688ピクセル・2880S)の360度全天球タイムラプス映像の作り方を紹介します。業務用の納品として、使える品質を持つ360度動画です。

360度撮影を行う時に、保険として抑えとして使えるテクニックです。安く簡単に高画質に行えるので、ぜひ利用してみてください。

Theta S+のアプリから4Kのタイムラプス映像を作成できますが、それよりずっと高画質な360度タイムラプスを作成できます。

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まず見通しの良い所にTheta Sを設置してインターバル撮影(最短の設定で8秒に1枚)にします。8秒で1枚ですから、30fpsで計算しますと1時間で15秒の長さのタイムラプスが作れます。

Theta Sで作れる高画質5K30fpsタイムラプスサンプル


こちらテストで撮影したものです。時間が無くて3秒のシーンを繰り返しにしています。画面右下のネジアイコンで5Kにアップできます。



Theta Sで5K30fpsタイムラプスの作り方は簡単

まず撮影します。次にパソコンのフォルダーに移動します。

Adobe Premiereに取り込みます。速度デュレーションを最小にします。

タイムラインにドロップします。

書き出しを行います。5Kでの書き出しは、Quicktime形式にしてMPEG4等で書き出すことで4K以上のyoutubeに対応したファイル形式で書き出せます。※縦横比の項目を2対1になるように設定を忘れずに。


youtubeにアップして完成!

滑らかなタイムラプスになるような設定はご自身でいろいろ加工くださいませ。Theta Sの360度動画は2Kしか撮影できず、玩具のような品質ですが、静止画はなかなか高品質です。

その静止画を繋げてつくる360度動画なら、業務用の360度カメラで撮影した素材に加えても、違和感なく使えるかもしれません。簡単に撮影できるので、素材の保険として撮っておくと、取れ高が足りないときに、助かるかもしれません。

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最近といっても数ヶ月前ですが、360度カメラInsta360 Nano・Insta360 Air のファームウェアやソフトが更新されて、iPhoneやスマートフォンジャイロ機能を利用したスタビライズ機能が簡単に使用できるようになりました。

スマホの傾きの情報を利用することで、360度動画の揺れを無くすスタビライズを実現しています。手持ちでも揺れのない360度映像を撮影できます。これがなかなか素晴らしいものです。

撮影画面のジャイロボタンを押すことで機能します。

今まではスタビライザー装置に、360度カメラを装着して揺れを取り除いたり、専用のソフトウェアで細かく後処理で揺れを抑えていました。360度カメラInsta360 Nano・Insta360 Airに実装されたスタビライズ機能を使えば、自撮り棒や手取りで、滑らかな映像を取ることが可能です。

360度動画は、ピッチ(上方向や下方向にカメラの向きや軸が移動すること)に弱く、ピッチが変化することで、映像の水平が凹凸に波打つようになります。ちょっとだけ揺れるだけでも、凹凸が生まれるので、なかなか厄介なのです。

スタビライザーを使用することで、水平がピタリと揺れなくなります。映像の品質向上にとても重要な機能なのです。スタビライザー機能有り、無しの違いは下記動画を参考にどうぞ。




 
実際にスタビライザー機能有りと無し比べてみましょう。自撮り棒に360度カメラを装着して、動かしながら移動します。どれぐらいスタビライズが機能するのでしょうか。


360度カメラは手持ちで移動すると、揺れてしまってまったく絵になりません。ピッチの変化にとても弱いのです。慎重に歩いても、ぐらぐらした映像になります。

手持ちの揺れを取るには、スタビライザーなどを使うのですが、もっと高品質な移動しながらの360度撮影を行う場合は、360度カメラを搭載できる電動ドリー(巨大なラジコンカーのようなもの)を使います。

力の強いスタビライザー、安定したカメラを支持するフレーム、低速での動作、サスペンションなどが重要です。例えば、こんなのがあれば安定した映画のような撮影ができます。

以下引用で参考です。

360度VR撮影専用の電動ドリー「MORRY」は、低速から高速までの安定した撮影を実現しています。4輪には安定した走行を可能にするサスペンションシステムに加えて、最大10kgまでのカメラを積載できるカメラユニットに振動や揺れを抑える強力な機械式スタビライザーを備えたことで、かつてない安定した撮影を実現しています。ハンドリング性能も高く短いスペースでも旋回できます。場所を固定した360度VR撮影の概念を覆すハイパフォーマンス・ウェポン・360度VR撮影専用の電動ドリーです。



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