360度カメラは手持ちで移動すると、揺れてしまってまったく絵になりません。ピッチの変化にとても弱いのです。慎重に歩いても、ぐらぐらした映像になります。
手持ちの揺れを取るには、スタビライザーなどを使うのですが、もっと高品質な移動しながらの360度撮影を行う場合は、360度カメラを搭載できる電動ドリー(巨大なラジコンカーのようなもの)を使います。
力の強いスタビライザー、安定したカメラを支持するフレーム、低速での動作、サスペンションなどが重要です。例えば、こんなのがあれば安定した映画のような撮影ができます。
以下引用で参考です。
360度VR撮影専用の電動ドリー「MORRY」は、低速から高速までの安定した撮影を実現しています。4輪には安定した走行を可能にするサスペンションシステムに加えて、最大10kgまでのカメラを積載できるカメラユニットに振動や揺れを抑える強力な機械式スタビライザーを備えたことで、かつてない安定した撮影を実現しています。ハンドリング性能も高く短いスペースでも旋回できます。場所を固定した360度VR撮影の概念を覆すハイパフォーマンス・ウェポン・360度VR撮影専用の電動ドリーです。
こういった電動ドリーを用意すれば、素晴らしい移動しながらの360度撮影が可能なのですが、持ち運びに車が必要だったり、ちょっとやそっとの運用にはなかなか使えません。
持ち運びできる小型のラジコンでは、動きが速すぎたり、重量のあるスタビの搭載が難しいことももちろん、そもそもカメラ自体をしっかり固定することが難しいのが現状です。
でも小さいラジコンがないかなーと、海外通販で「HUINA」製の重機のラジコンを購入しました。重機ラジコンは動きが低速です。そして本体が重く牽引する力があります。果たして安定した撮影ができるのか?
最後に使用した機材の購入先を紹介しています。
カメラを上部に載せてテスト
揺れてしまってダメです。どうも車輪自体が歪んでおり、回転するたびにぐらぐらするようです。うーん。。。1万円以下のラジコンは、どれを選んでも同じでしょう。たぶん。映像は横ですが、ゆらゆらカメラが揺れています。うーん。
回転すると車輪が揺れるのが原因です。
載せてダメなら引いてみろ
タイヤの軸による影響で揺れる分けです。そうだシートを牽引させてその上にカメラを設置すれば、そもそも揺れないはず。ばっちり揺れませんでした。
こちら360度カメラを載せて牽引した360度映像です。揺れてない!!
以上から、ちょっと簡易な電動ドリーを使いたい場合は、ラジコンで台車かシートを牽引すればうまく取れるかもしれませんよ。
こちら元データです。安定していますね。
使った機材は以下でお買い求めできます。
・Amazonで360度カメラGear360をチェック
http://amzn.to/2sGevfT
・Amazonで「HUINA」製の重機のラジコンをチェック
http://amzn.to/2qYKc2Z
※本記事で使用したモデルはまだAmazoに無いかもですが、どれも大体同じだと思います。
・Velbon スタンド型一脚
http://amzn.to/2sG5d3H