レンズのラインナップは3種類あります。今回は「Entaniya Fisheye 250 MFT 3.0」をレビューします。装着からピントの調整方法について説明します。
ちなみにMFT 3.0は、マイクロ4/3センサーで写真撮影した際に円周魚眼レンズとして最適なレンズです。カメラ1台による撮影に最適です。ワンショットVRが実現できるレンズです。
実際にLUMIX GH4に装着してみます。
レンズ側の黒い点と、カメラ側の赤い点を目印に装着します。
赤い部分に6角タイプのネジがあります。このネジを緩めてピントを調整する必要があります。
取り出したるは、人気ツールブランドであるSWISS TOOLS ヘック レインボーセットです。精度が違います。信頼できます。
一つあると頼もしいツールです。
PB SWISS TOOLS
この中の2mmタイプ(濃い緑)を使います。
ネジを緩めます。小さいネジ穴は、すり減りやすいのでやさしく作業しましょう。
ネジは3か所あります。3か所のネジを緩めます。
赤い部分を緩めると、黒い部分を回せるようになります。
画面のピントを見ながら、画面全体にピントが合うように黒い部分を回して調整します。
レンズの中央から端までピントが合いました。
赤い部分を再び締めると、黒い部分ロックされます。ピント調整が完了しましたら、再びネジを締めて完成です。
これで調整完了です。
デカい。レンズがデカい。。。レンズがデカすぎてカメラを水平に置けません。
レンズの後ろ側に物を置きます。250度の画角をチェックしてみましょう。
250度もあると、後ろ側まで写ってしまいます。頭も写ってしまいました。すごい画角。
レンズが重たいので、レンズの筐体部分を持つようにしましょう。
撮影しないときは、キャップの装着が基本です。
4K動画モード時のクロップ範囲
GH4の4K動画モードの場合、上下は140度か150度くらいでクロップされます。こちら4K動画モードの映像を、そのままプリントスクリーンした画像です。
静止画像の撮影モードのクロップ範囲
静止画像の撮影モードでは、球体すべてが収まっています。実際に撮影してみましょう。ビルの狭い階段。
ビルの屋上。
空。
足元。250度もあるので、1枚の写真でプラネットのような映像を取ることができます。
250度もあるので、手で持ちながら4方向を撮影しただけで、360度の全天球パノラマが完成しました。固定した撮影ならば、たぶん2方向でもパノラマが作れるはずです。
適当に撮影しただけなのに、高品質なパノラマが完成しました。何気に便利です。
静止画像の場合は、センサーの一部を球体状に利用するため、解像度は小さくなってしまう印象でした。
250度のレンズにしては、収差が少ない印象です。端も色はほとんど、にじんでいません。非常にクリアです。
次回は、それぞれのレンズの性質の違いや、複数台時の360度VR撮影などをレビューします。お楽しみにどうぞ。