下記にそれぞれの360度静止画像のパノラマサイトを掲載している。URLをクリックすると、そのカメラの最大解像度の360度静止画像を確認できる。カメラの基本設定はAutoで、画質は最良になるように設定した。
パノラマサイトはマウスでドラックしたり、スクロールで拡大できる。
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http://www.dronediy.jp/2017/03/2017-360do-camera-hikaku.html
1.リコー Theta S 解像度5376×2688ピクセル
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「Theta S」は5376×2688pxと高い解像度ではないが、十分な解像度と画質がある。A4サイズの資料の大きな文字は読み取れる。何より色合いのバランスが良い。側面のステッチ部分を見ても、まったく違和感がない。狭い部屋でもここまで質の高いステッチが可能な技術力には驚きを隠せない。カメラの前後や横方向も、画質のバラツキも少なく、全体的に優れている。静止画360度の撮影なら、「Theta S」で間違いはないだろう。
2.LGエレクトロニクス LG 360 CAM 解像度5660×2830ピクセル
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「LG 360 CAM」は5660×2830pxと、「Theta S」より少し解像度が高い。正面の一部だけの品質は悪くない。しかし側面のステッチ部分の品質が非常に悪い。ステッチがズレていて、さらにその付近の画質も劣化している。価格も安く正面の画質は良いだけに、ステッチ技術の不足が残念だ。
3.Shenzhen Arashi Vision Insta360 Nano 解像度3040×1520ピクセル
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「Insta360 Nano」と「Insta360 Air」は、明らかに解像度が足りていない。大きな文字も解読できないほど、解像度が低い。ステッチの品質や色合いなど、「Theta S」と同じぐらい素晴らしい。3000pxあれば十分なスマートフォン等のみで視聴するなら最適ともいえる。
4.Shenzhen Arashi Vision Insta360 Air 解像度3040×1520ピクセル
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「Insta360 Nano」と「Insta360 Air」は、明らかに解像度が足りていない。大きな文字も解読できないほど、解像度が低い。ステッチの品質や色合いなど、「Theta S」と同じぐらい素晴らしい。3000pxあれば十分なスマートフォン等のみで視聴するなら最適ともいえる。
5.Samsung Gear 360 解像度7776×3888ピクセル
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「Gear 360」は、7776×3888pxと最大の解像度を持つ。A4サイズの資料の小さい文字は読めないが、中くらいの文字は読めるだろう。「Theta S」と比べても、解像度が一段高いことがわかる。側面のステッチ品質も高い。しかし前後のカメラの色調が微妙に異なるため、微妙にステッチの境界線が見えてしまっている。カメラの個体差の調整が足りないためか、自動補正がそれぞれ働いているためか原因はわからない。「Theta S」の方が色調の補正は優れている。
6.ニコン KeyMission 360 解像度7744×3872ピクセル
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「KeyMission 360」は、最大7744×3872pxと高い解像度があるものの。残念としか言えない。正面の解像感だけなら、「Gear 360」より優れている。これは圧縮が少ないためと考えられる。側面のステッチ面になると急激に画質が劣化する。レンズの中央以外は、ボケてしまっている。※カメラの透明なレンズがつけたまま(防水状態での撮影)撮影したことが原因かもしれない。後日外、した状態で再テスト予定。
以上から、360度静止画像の撮影なら「Theta S」が一番おすすめだ。